上の子が2歳5ヶ月のときに、下の子を出産しました。
上の子の産休中は夫が帰ってくるまでのあいだ、(罪悪感を覚えつつも)一人の時間を満喫。ドラマや映画を見たり、好きなだけ寝たり、ひたすらまったり過ごしました。
いま思えば、かなり贅沢な時間でした。
これが、2人目の産休中となると、上の子を保育園に送り出してから帰ってくるまで、家事をしていると意外とあっというま。家事の合間の時間に、やるべきこともたくさんありました。
この記事では、
- 2人目産休中の過ごし方がわからない
- 2人目産休中にやっておいたほうがいいことはある?
と悩んでいる方に向けて、次の4つの項目別に、
- 生まれてくる赤ちゃんのためにやること
- 上の子のためにやること
- 産後の生活を過ごしやすくするためにやること
- 自分のためにやること
私が個人的に2人目産休中にやっておいてよかった! と感じた「やることリスト」をまとめました。少しでも参考になりましたら幸いです。
①生まれてくる赤ちゃんのためにやること
上の子が使ったベビー用品のメンテナンス
大半のベビー用品は上の子が使ったお下がりを再利用しました。
とはいえ、(布製品系はとくに)状態はなかなかひどいものだったので、チャイルドシート、ベビーカーなどの、洗えるパーツはとりはずして洗濯しました。抱っこ紐はカビ取りしました。
上の子のお下がりの整理
我が家は1人目と2人目とで性別が異なります。
上の子の服で、下の子には絶対に着せないなと思うものは、(ちょうど同時期に出産する)親戚にお下がりとしてあげたり、フリマアプリに出品したりして処分しました。下の子に着せられそうなものは、洗濯しました。
2人目が生まれるとさらに服が増えていきます。収納スペースをあけておくことは大切です。
買い足したベビー服の水とおし
洗濯槽の掃除をしたあとに、ベビー服の水とおしをしました。
買い足すべき出産準備品を吟味&購入
2人目のために買い足す出産準備品は、消耗品がメインでした。大物はいつ・何を購入するのか、レンタルでかまわないのか、吟味しました。
一番悩ましかったのは、下の子が上の子に踏まれないように「どこに寝かせるか?」ということでした。夜はベビーベッドに寝かせるにしても、昼間、リビングにいるときはハイローチェアのようなものをレンタルしたほうがいいのか、悩みました。
私はハイローチェアをレンタルする気でいたものの、節約志向の夫の反対にあい、結局、上の子が使ったバウンサーを昼間の居場所にしました。結果的に、バウンサーでも上の子に踏まれる心配はなく、問題ありませんでした。
しかも、便秘気味のときにバウンサーにのせると、(うちの子の場合)ほぼ100%うんちが出るという思わぬメリットもありました。
赤ちゃん用おもちゃ作り
私自身、おもちゃ作りが趣味&モンテッソーリ教育に興味があるということで、産後に使えるようにモンテッソーリのモビールを作りました。
産後はとてもおもちゃを作る時間も気力もないので、出産前に作っておいてよかったと思いました。
▼新生児期から使える「ムナリモビール」は、こちらの本を参考に作りました。
育児本を読む
育児本には「お世話の方法」が書かれた実践的な本と、「(子育ての)心構え」が書かれた心のバイブル的な本があるかと思います。
「お世話の方法」が書かれた本は、出産後に参考書的に傍らに置いておいて、わからないときに確認すればいいのですが、「心構え」が書かれた本に関しては、できれば出産前に読んでおくことをおすすめします。
というのも、あくまで私の場合なのですが、ある程度子供が大きくなってから読むと「もっと小さいときにああしていればよかった…」という後悔に襲われるんです。「心構え」が書かれた本には、本当に大切なことが書いてあります。
どれも有名な本ばかりですが、私が読んでよかったと感じた「心構え」が書かれた育児本を、3冊ほどご紹介します。
▼そのほかおすすめ育児本はこちらでご紹介しています!
②上の子のためにやること
ファミサポへの登録
保育園に通っている上の子のことで心配だったのは、私が入院中~産後の保育園のお迎えをどうするのか? ということでした。
結局、夫にテレワークをしてもらうことで対応できましたが、いざというときのためにファミサポへの登録を済ませておきました。
自治体にもよるかと思いますが、私の住む自治体では、①説明会への参加、②サービス提供者との面談、という過程を踏まないとサービスを利用できません。説明会は月一の頻度でしか開催されていないので、産休に入ってすぐに問い合わせ、説明会に参加し、利用登録だけ済ませておきました。
食事の作り置き&お弁当購入
私が入院中(帝王切開のため9日間)の上の子と夫の食事を確保するために、カレーなどの作り置きを冷凍し、足りない分は、食材宅配サービスの冷凍弁当を購入しました。
おうち時間を楽しめるアイテムの準備
私の入院中、平日は保育園に行きますが、土日はお休み。
ちょうど梅雨時&コロナということもあり、おうちで過ごすことになりそうだったので、手作りおもちゃ・絵本・シールブックなどのアイテムをいくつか準備しました。
たくさんぎゅーっとする
下の子が生まれると、どうしても上の子と触れ合う時間が減ってしまいます。
下の子が生まれるまでは、意識的に上の子とたくさん触れ合うようにしました。「大好きだよ」と声かけしたり、ぎゅーっとしたり。
上の子のためにしたことなのに、結果的に下の子のためにもなったなと感じたのは、私がしたのと同じことを、上の子が下の子にしてくれたことです。
赤ちゃんが寝ていると、上の子がやってきて、「だいすきー」「ぎゅー」といいながら、ハグしてくれます。
まだまだ甘えたい年頃の上の子。赤ちゃんが突然やってきたら、やきもちを焼いて、もしかしたらいじわるするのでは? と心配していたのですが、大丈夫でした。
③産後の生活を過ごしやすくするためにやること
産後の手続きをまとめておく
産後に必要な手続きは何なのか? 誰がするのか? いつまでにするのか? といったことについて、まとめておきました。
アルバム・日記をデジタル化する
少しでもモノを減らすために、できるものはデジタル化しました。
実家が水没地帯なので、念のためいまの家に持ってきていた自分の幼少時のアルバムは、「フォトスキャン」というアプリでデジタル化して、アルバム本体は実家に返しました。
昔ながらの正方形の厚手のアルバム、1冊あたり1時間ほどでスキャンできました。
日記帳に関しては学生時代から書いていたものが10冊以上あり、これを機に処分しようかとも思ったのですが、読み返したら忘れていた思い出の数々…。捨てられなくなり、「CamScanner」というアプリでデジタル化して、日記帳本体は処分しました。
本体を処分したことで、データはPCのなかに。これで万が一のときに家族に見られる心配がなくなった点でも、安心でした。
時短家電を導入&使いこなせるようにしておく
子供が生まれてから次のような時短家電を導入しました。
- 食洗器
- スティック型掃除機
- ブラーバ
- 調理機能付き電子レンジ
- 電気圧力鍋
下の2つの調理家電は、上の子の育休明け、職場復帰する際に導入したものです。
まだ完全に使いこなせているわけではなかったので、2人目の産休中に付属のレシピをひととおりチェックし、作れそうなものは作ってみました。
実際に、調理家電のおかげで料理の時間を短縮できました。
産休中に使いこなせるように練習しておいてよかった! と、2人目が生まれたあとに実感しました。
▼電気圧力鍋は材料を切って、入れて、スイッチを押すだけ。買って本当によかったと思いました。
洗濯槽掃除
ドラッグストアなどで手に入る市販の洗濯槽クリーナーには、「塩素系」と「酵素系」の2種類があります。「塩素系」のほうが汚れがしっかり取れる印象です。
洗濯機を購入してから、洗濯槽掃除というものをしばらくしたことがなかったのですが、1人目の産休中にはじめて洗濯槽クリーナーを使いました。そのときに痛感したのは「塩素系」にしても「酵素系」にしても、汚れが頑固すぎて数百円の洗濯槽クリーナーでは歯が立たないということ。
思い切って、amazonで1回使い切り約2000円の洗濯槽クリーナーを買って使ったところ、黒カビだらけだった糸くずフィルターが新品同様になりました。
1人目出産後は数ヶ月~半年に一度は洗濯槽クリーナー(数百円の)を使うようになりましたが、2人目出産前には念のため2000円の洗濯槽クリーナーでしっかり汚れを取っておきました。
洗濯槽をきれいにしてから水とおしをしました。
ふだん掃除しないところの掃除
食洗器内の洗浄、カーテンのカビ取り&洗濯、窓サッシのカビ取り、スライド扉のレールのほこり取り、家全体のほこり取り、鏡の水垢取り、トイレのノズル掃除…、などのふだんあまり掃除しないところを念入りにきれいにしておきました。
妊娠中なので、体調をみながら、無理しない程度に。
▼レースのカーテンのカビ取りには、こちらが役に立ちました。
④自分のためにやること
美容院に行く
上の子のときは、産後でも夫にあずけて気軽に美容院に行けましたが、なかなかに大変な2歳児と、生まれたばかりの子を夫にあずけるのはきびしい…。
産後しばらく美容院に行かなくてもいいように、産休に入ったばかりの妊娠10ヶ月頃に、美容院に行っておきました。妊娠しているため、あまり時間をかけたくないことを相談すると、いつもより急ぎ目で対応していただけました。
体調的には(予定日が近づくといつ何が起こるかわからないので…)、本当はもっと早く行っておいたほうがいいと思います。
コンタクトを買う
美容院と同じ理由で、産後しばらく無理そうな自分の用事は済ませておきました。
さいごに
上にあげたことのなかで、とくに「産休中にやっておいてよかった!」と感じたことをあえて選ぶなら、
- 上の子をたくさんぎゅーっとする
- 産後の手続きをまとめる
- 時短家電を使いこなせるようにしておく
の3つです。
産後の生活がスムーズ&快適になりました。
本当はもう少し自分の時間を楽しみたいな~と思っていましたが、やはり1人目の産休中ほどはゆっくりできませんでした。
1人目の産休中は「こんなにのんびりしていいのだろうか?」と罪悪感を感じつつ、寝たり、テレビを見たりしていましたが、思う存分ゆったりできる長期休暇って1人目の産休中が最後だと思うので、当時の自分には「思いっきりゆったりして!」と伝えてあげたいです。
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