逆子で予定帝王切開を受けたリアルな話|帝王切開が決まったら読んでほしい記事まとめ

私は第1子を「逆子」による予定帝王切開、第2子を「帝王切開既往」による予定帝王切開にて出産しました。

このブログ内には帝王切開の経験をもとに、いくつかの記事を書いているので、

帝王切開が決まった人に読んでほしい記事

を、帝王切開決定~産後まで(おおよその)時系列的にまとめました。

おにぱん

これから帝王切開を控えている方の、少しでも参考になりましたら幸いです。

目次

第1子・予定帝王切開が決まるまで

第1子は次のような経過で、予定帝王切開にて出産しました。

  • 30週の妊婦検診にて、はじめて逆子が判明
  • 36週の妊婦検診にて、逆子が直る
  • 37週の妊婦検診にて、再び逆子&臍帯が赤ちゃんのおしりの下に
  • 38週1日、予定帝王切開にて出産

30週の妊婦検診にてはじめて逆子が判明してから、(あまり本気を出さずに)逆子体操をして過ごしました。

36週の妊婦検診にていったん逆子が直るものの、37週の妊婦検診にてまさかの展開、再び逆子になっていることがわかりました。

さらに、内診をしたところ、頸管長は十分にあるものの、臍帯が赤ちゃんのおしりの下にあり、破水してしまうと圧迫され、赤ちゃんが危険だということがわかりました。

そのため、(検診の日は3連休初日の土曜日だったことから)2日後の入院と、3日後の手術が急きょ決まりました。

このときは一刻も早く、赤ちゃんを無事な状態で外に出してあげたいという気持ちしかなくて、手術に対する不安は一切ありませんでした。

入院まで自宅で過ごす時間が不安で、入院準備の仕上げのほかは、一切家事をせず、ひたすら安静に過ごしました。

第1子・予定帝王切開による出産

入院中のスケジュール

手術前日から入院することとなり、入院生活は9日間続きました。

入院中は次のようなスケジュールで過ごしました。

スクロールできます
おもな予定赤ちゃんのお世話食事シャワー
手術当日ベッド上で安静面会のみ××
術後1日目安静
トイレ歩行開始
授乳のみおかゆ
(朝~)
清拭
術後2日目授乳のみ普通食
(夕~)
×
術後3日目授乳のみ普通食
術後4日目沐浴見学母子同室普通食
術後5日目沐浴指導
授乳指導
母子同室普通食
術後6日目授乳指導
退院診察
母子同室普通食
(夜はお祝い膳)
術後7日目退院赤ちゃんは黄疸のため退院できず、光線療法開始普通食

出産

さいごの妊婦検診のあとはひたすら不安な時間を過ごしたので、無事に入院できてほっとしたのですが…、

帝王切開当日は、出血多量のため、人生初の輸血を受けるという想定外の事態になりました。

痛みの経過

また、帝王切開のあとは「起き上がることも、歩くことも、寝返りを打つことも、トイレで排泄することもしんどい」痛みに襲われ、

おにぱん

2人目なんて無・理…。

と思いましたが、そんな痛みも帝王切開術後4日目にはだいぶ楽になり、人間の持つ回復力のすごさに感激しました。

おにぱん

2人目を出産したあとは、1回目と2回目で痛みの経過がだいぶ違うことに驚きました。

1人目・2人目帝王切開術後の痛みの経過の詳細は、以下の記事にまとめています。

おにぱん

痛みのピークは「歩行開始時」「背中の痛み止めの点滴を抜いたとき」に現れました。

第1子は出生体重が軽かったためか、黄疸が出てしまい、光線療法を受けることに。

そのため退院が1日延びてしまいました。

とにかく体重を増やすようにいわれ、搾乳器をあわてて買い足しました。

第1子・予定帝王切開後の産後の手続き

会社員・予定帝王切開を受けた私が、産後に行なったお金関係の手続きは、次の4つです。

  • 育児休業給付金(育休開始1ヶ月前まで)
  • 出産手当金(2年以内)
  • 医療保険の保険金
  • 高額療養費制度の払戻金(2年以内)

また、出産した翌年3月には確定申告で医療費控除をしました。

おにぱん

帝王切開で一時的に自己負担は大きくなってしまいましたが、私の場合は保険金や払い戻し金を受けて、トントンか少し黒字になった計算です。

そのほかに行なった事務的な手続きは、次の5つです。

  • 出生届
  • 児童手当
  • 健康保険への加入
  • 子供の医療費助成
  • (第2子の出産では第1子が保育園に通っていたので)保育所への書類提出
おにぱん

事務的な手続きは、ほとんど夫におまかせしました。

第2子・予定帝王切開による出産

第1子を帝王切開で出産すると、第2子も帝王切開になるのが一般的です。

編集:竹内正人, 編集:細田恭子, 編集:横手直美
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第2子は、「帝王切開既往」による予定帝王切開にて出産しました。

入院中のスケジュール

第2子のときも手術前日から入院することとなり、入院生活は9日間続きました。

入院中は、次のようなスケジュールで過ごしました。

スクロールできます
おもな予定赤ちゃんのお世話食事シャワー
手術当日ベッド上で安静面会のみ××
術後1日目ベッド上で安静面会のみ1日4回の飲水のみ清拭
(看護師さんによる)
術後2日目安静
トイレ歩行開始
面会のみおかゆ
(昼~)
清拭
(看護師さんによる)
術後3日目安静面会のみおかゆ清拭
術後4日目授乳指導日中のみ母子同室普通食
(昼~)
美容室でシャンプー
術後5日目沐浴指導終日母子同室普通食
術後6日目退院指導終日母子同室普通食
(夜はお祝い膳)
術後7日目退院退院普通食
おにぱん

第1子のときと違い、帝王切開のあとはなるべく安静に、という方針の病院でした。

出産

第2子は、コロナ禍での出産でした。

コロナ前の出産との大きな違いは、

  • 家族との面会がない
  • ほかの妊産婦さんとのかかわりがない

ということ。

おにぱん

家族とは毎日LINEのビデオ通話をしました。面会がないことや、ほかの妊産婦さんとの関わりがないことは、ある意味気楽でもありました。初産の方は、ちょっとかわいそうだなと思います…。

第1子の出産時に大量出血したことをあらかじめ伝えたところ、当日は万全の対策をしてくださり、輸血をすることなく無事に出産を終えることができました。

ただ、今回は麻酔が効きすぎた影響か、手術前になんともいえない気分の悪さが襲ってきました…。

第1子・第2子ともに受けたNIPT検査のこと

私は医療関係の仕事をしていることもあり、病気や障害を抱えたお子さんを育てる親御さんにお会いする機会が多いです。

生まれてくる赤ちゃんが病気や障害を抱えているかもしれないということはとても他人事ではありませんでした。

おにぱん

生まれてくる赤ちゃんのことが知りたい…!

知ることで少しでも不安を和らげたい。

万が一よくないことがわかったとしても、考える時間を少しでも多くとりたい。

できる対策があるならしておきたい。

という想いから、第1子・第2子ともに新型出生前診断(NIPT)を受けました。

第1子の出産時、私の年齢は35歳未満。

年齢制限を設けている認可施設で検査を受けることができず、認可外(無認可)施設のなかから、口コミを頼りに、深い考えなく、NIPT検査を受ける医療機関を選んでしまいました。

第2子のときは、第1子のときの経験から万が一「陽性の結果が出たとき」のサポート体制の手厚さを重視して医療機関を選ぼうと調査していたのですが、

不妊治療でなかなかいい結果が出ないまま35歳を過ぎてしまい…、コロナ禍であまり遠出したくないという想いから、認可施設でNIPT検査を受けました。

認可施設、認可外(無認可)施設の両方でNIPT検査を受けた経験からわかったことは、コロナ対策として認可施設における検査の流れが一部簡略化されていることもあり、サポート体制の手厚い認可外(無認可)施設で受けるのとそこまで大きな違いはないかもしれないということでした。

さいごに

ときどき、ネットニュースなどで、帝王切開で出産したお母さんは、「ちゃんと産んであげられなかった…」と自分を責めてしまうとか、帝王切開による出産を受け入れられないとか、周囲から「楽でよかったね」「残念だったね」といわれたとか、ネガティブな印象が語られているのを目にします。

ただ、私を含め、私の周囲で帝王切開で出産した人の話を聞くとまったくそんなことはありません。みんな、とてもポジティブに帝王切開による出産をとらえています。

とくに帝王切開で出産した人どうしが集まると、痛みについて語り合えたり、独特な親近感がわいたりします(笑)。

経験したからこそ、なんてことない、帝王切開は普通の出産だと思えますが、第1子のときにはじめて「自分が帝王切開になるかもしれない」と聞かされたときは、とまどいもありました。

その理由のひとつに、情報の少なさがあったと思います。

一般的な妊娠・出産本だと、100数ページあるうちのほんの2~3ページしか、帝王切開に割かれていません。

もし、当時の私と同じように、情報の少なさから帝王切開に不安を抱いている方がいらっしゃいましたら、ぜひおすすめしたいのは「ママのための帝王切開の本 産前・産後のすべてがわかる安心ガイド」という本です。

編集:竹内正人, 編集:細田恭子, 編集:横手直美
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本当に、かゆいところに手が届くような内容で、帝王切開について「知りたい」と思ったことが大体書かれていました。まさに、「帝王切開のバイブル」だと思います。

おにぱん

この記事を読んでくださっている方が、これから無事に出産されることを陰ながら応援しています。そして、いつかまたこのブログに帰ってきていただけるとうれしいです!

▼赤ちゃんが生まれたらおすすめしたい育児グッズのひとつです

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この記事を書いた人

大福のような女の子(5歳・ASD)と男の子(2歳)を育てている30代薬剤師ママです。前職は「本が好き」という理由から、小さな出版社で編集者をしていました。子供も親も、なるべく笑顔でいられるような子育てを心掛けています。

手作りおもちゃ/知育玩具レンタル/ディズニー英語システム(DWE)/乳幼児の安全対策/賃貸暮らしを快適にするアイデアなどについて発信中です。

どなたかのお役に立てましたらうれしいです。

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