我が家の第2子である息子は、生後6ヶ月~1歳0ヶ月までヘルメット治療をしていました。
ヘルメットのメーカーは「スターバンド」です。
6ヶ月の治療期間を経て、1歳を迎えヘルメット卒業となりました。
この記事ではヘルメット治療を終えて、1年後の計測の様子と結果をご紹介しています。
スターバンドの成果は2歳まで計測可能
卒業時に頭の形を計測するためのスキャンをするのですが、その頃にはスキャンの装置を見るだけで号泣するように。
いろいろと嫌なことがわかるようになっていました。
↓こちらがスキャンの装置です。
その状態でスキャンの装置に入っても暴れてしまい、計測がうまくいきませんでした。
最終的に撮れた画像では、平らになっている部分(斜頭あり)が下になっているので、より平らに見える結果に。
撮り直しをしたいけれど、この状態では無理よね…。
という事態になったとき、スタッフさんから、
2歳になるまではいつでも計測できるので、また予約してください!
と聞きました。
ヘルメット治療の成果はやや曖昧なまま、卒業することとなってしまいましたが、私の手帳に忘れないように記載し、成長を待つこととなりました。
スターバンド卒業後の計測の流れ
- 所要時間:約1時間
- あったほうがいいもの:おやつ・飲み物・お気に入りのおもちゃなど
我が家は、やはり息子がスキャン時に泣いてしまい、撮影に手こずったことから、所要時間は1時間ほどかかってしまいました。
また、2023年6月にオフィスを訪れましたが、その頃にはコロナによる入室人数の制限などはなかったので、普段説明を聞く機会のない夫や娘も、一緒に入室することができました。
①予約をする
卒業してしばらく経ってからのことなので、予約を忘れないようにすることが大切です。
予約は、オフィスへの電話でOKでした。
②スキャン
1年ぶりのオフィス。以前は予約カード、スキャン用の布製帽子(?)を持参していましたが、どちらも紛失した我が家…。帽子は貸していただけました。
オフィスに到着するとさっそくスキャンに進みました。
スタッフさんたちは、息子のことを覚えてくださっていたのか「大きくなったね~」などと声をかけてくださり、温かい気持ちになりました。
例のスキャンの装置を前に、またしても号泣する息子。
号泣する状態で何度か撮影しましたが、号泣時の「ひっく」が入ることで画像がぶれてしまいます。
2歳頃になると、話がだいぶ通じるようになるので、スタッフさんは撮影の流れを息子目線で説明してくださいました。
それでうまくいく子もいるらしいのですが、息子は失敗。
おやつを食べながら撮影する子もいますよ~
とのことなので、おやつを食べながら撮影に挑みます。
また、息子の好きなもの「(トーマスの)ゴードン」をお伝えしたところ、動画を用意してくださり、結局この「動画作戦」が我が家の場合はうまくいきました。
目はゴードンに釘付け。すっかりおとなしくなりました。
(ちなみにゴードンでない動画ではダメでした)
③結果説明
数分間、スタッフさんが画像処理をする時間があり、その後説明の時間になりました。
さっそくですが、数字でみるヘルメット治療の成果は次のとおりです。
- 短頭レベル:レベル2(開始時)→ レベル1(卒業時)→レベル1(卒業後)
- 斜頭レベル:レベル5(開始時)→ レベル3(卒業時)→レベル4(卒業後)
数字の変化でみる改善具合としては、卒業時とそれほど変わりがありませんでした(※斜頭レベルが悪化したようにみえるのは、帽子のなかで「髪の毛」の偏りが出てしまったためだそうです)。
ただ、今回は平らになっている部分ではなく、きちんと頭の一番突き出ている部分を下に撮影できたので、見た目上は改善したことがよくわかる画像になっていました。
画像でみるヘルメット治療の成果はこちらです。
私の大きな実感は以下の2つです。
①ヘルメット治療を卒業して1年経っても、頭の再変形はなかった
②ヘルメット治療卒業後は、そのままの形で頭が成長している(再変形もなければ、改善もない)
実は、スターバンドを卒業してから
息子の頭の形、なんだか元に戻ってない…?
と感じることがありました。
ヘルメット治療をして斜頭はいくらか改善したものの、やはりまだ歪なので、向き癖があります。そのため、平らな部分が押しつぶされているのでは、という感覚でした。
夫も、「前より悪くなってないか…?」と時々いっていましたが、スキャンの結果を見て、私たち夫婦の実感は気のせいであることがわかりました。
逆にいうと、悪くなることもなければ、良くなっているということもなく、本当に卒業時の頭の形そのまま、ひとまわり大きくなっている結果でした。
もう少し大きくなって、大人の言うことを守れるようになったら、本人に向き癖を気を付けてもらい、頭の形をさらに改善することを期待していましたが、それは難しそうです。
ヘルメット治療に関する唯一の後悔
息子の場合、ヘルメット治療をしても斜頭は残ってしまいました。
ですが、ヘルメット治療を始める前の状態に比べたらはるかによくなったので、ヘルメット治療をしたことに後悔はありません。
唯一の後悔は、
せめて、あと1ヶ月早く始めたかった…。
ということです。息子の場合、当初1ヶ月早い治療開始を予定していましたが、別件で急遽入院することになってしまい、治療開始が遅れてしまいました。
やはり開始1ヶ月目の改善具合はすごかったので、頭がより柔らかいうちに始められていればな…と思います。
スタッフさんから
入院もあったなか、よくがんばったと思いますよ!
(※息子、治療中6回も入院しています)
といわれ、たしかにそうだなという思いで、オフィスを後にしました。
ヘルメット治療中、私たち親子に寄り添い、励まし、サポートしてくださったスタッフの皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。
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