「赤ちゃんの後追いが激しくて、家事が進まない・・・」
「赤ちゃんが泣いてばかりでごはんを食べる余裕がない・・・」
娘が生後10ヶ月の頃、後追いが激しくて、泣いてばかり。自分のことも家のことも全然はかどらなくて、困ってしまう時期がありました。
子育て支援室で出会ったお母さんに、このことを相談してみると、
おんぶがオススメだよ!しかも、抱っこ紐じゃなくて、昔ながらのおんぶ紐を使うと、簡単でいいよ!
と教えていただきました。
私はもともと抱っこ紐としてエルゴベビーを使っていました。エルゴベビーは「抱っこ」だけでなく「おんぶ」に使うこともできます。この記事では、
- そもそも「おんぶ」っていいの?
- エルゴベビーを持っているけど、あえて「おんぶ紐」を買う必要はある?
- エルゴベビーでおんぶするのと、おんぶ紐でおんぶするのと、どっちがオススメ?
と悩んでいる方へ向けて、おんぶすることで育児と家事の両立がとっても楽になった体験談と、エルゴベビー・おんぶ紐それぞれのメリット・デメリットをまとめました。
個人的には「エルゴベビーでおんぶ」のほうが楽でした!ご参考になりましたら幸いです。
おんぶすることで変わった育児と家事の両立before・after
娘が生後10ヶ月の頃、後追いのピークでした。
- 私が食事の準備をするためにキッチンにいる間、ずっと号泣
- 私が掃除機をかけるために部屋の外へ出ている間、ずっと号泣
- 私が食事・トイレ・ハブラシ・身だしなみを整えている間、ずっと号泣
このような状態で、テレビで「お母さんといっしょ」や「DWEの映像」を見せてごまかしたりしましたが、見てくれるときもあれば、まったく見ずにひたすら号泣する日もあり。
結局はなす術がなくて、号泣させたまま家事や自分のことをするしかありませんでした。
でも、子供の泣き声を聞きながら過ごすのって、精神的にけっこうつらいものがありました。
そこで、子育て支援室で出会ったお母さんのアドバイスを受けて「おんぶ」をしてみたところ、
- おんぶしたまま料理や掃除機かけ、皿洗いなど、大抵の家事はこなせる!
- おんぶしたまま自分の食事・ハブラシ・化粧ができる!(トイレは無理)
という状況になりました。
おんぶをしている間は子供はおとなしくしています。子供を背負ったままなので、体力的にはちょっと大変なのですが、子供が泣かなくなったので、精神的にだいぶ楽になりました。
また、おんぶをすると子供の情緒が安定しやすくなりました。
たとえば、うちの娘は、昼寝から目覚めると機嫌が悪くて、そのあとの離乳食を受け付けなかったのですが、目覚めたあとおんぶをしたまま離乳食を準備し、食べる直前におろすと、機嫌が穏やかになっていて、スムーズに食べてくれるようになりました。
そんなわけで、いまや「おんぶ」は欠かせないものとなりました。
エルゴベビーを持っている私が、あえておんぶ紐を買った理由(いまでは買わなくてもよかったと思っている)
私は、エルゴベビーとおんぶ紐、両方持っています。
おんぶに使うことができるエルゴベビーをすでに持っているのに、あえておんぶ紐を購入した理由は、2つあります。
ひとつ目の理由は、エルゴベビーでおんぶする方法が難しく感じたから。エルゴベビーの説明書でおんぶの方法を見ると、エルゴベビーを装着した状態で、赤ちゃんを小脇に抱え、そのまま赤ちゃんを背中側にスライドさせる方法(下のYouTube参照)が紹介されています。そんな器用なこと、私にはできないと思いました。
もうひとつの理由は、私におんぶをすすめてくれたお母さんが、「抱っこ紐じゃなくて、昔ながらのおんぶ紐を使うと、簡単でいいよ!」といっていたからです。経験者が語ることは間違いないのだろうと思い、その名も「昔ながらのおんぶひも」を購入しました。
こちらの商品を選んだ決め手は、創業昭和34年という老舗のメーカーが1枚1枚手作りしている、安心の日本製ということでした。
たしかに、製品自体は安価なわりにしっかりとした作りで、とてもいいものでした。慣れてくれば装着も簡単でした。
ですが、誤算がありました。
私の肩が弱いということと、子供の体重が10kgほどあるという問題です。
10kgほどある子供をおんぶすると、15分ほどで私の肩は悲鳴を上げ始め、30分ほどで限界を迎えました(昔ながらのおんぶ紐をすすめてくれたお母さんのお子さんは、わりと小柄なほうでした)。
おんぶしたいけど、肩が限界・・・と困っていたある日、別の友人に相談すると、
抱っこ紐でも楽におんぶする方法があるよ!
と教えてもらいました。
正しい方法ではないのかもしれませんが、次にご紹介する方法でなら、私でも楽に、エルゴベビーでおんぶすることができたので、最近ではもっぱら「エルゴベビーでおんぶ」ばかりしていて、おんぶ紐は使わなくなりました(おんぶ紐にもメリットはありますので、下でご紹介しています)。
エルゴベビーを使って、簡単におんぶをする方法
友人から聞いた、抱っこ紐で簡単におんぶをする方法とは、
ソファに抱っこ紐を広げて、そのうえに子供を載せて、つければOK!
という方法でした(※この方法は、「ソファがある」「おすわりができる」という条件で可能な方法です) 。
①ソファのうえに、エルゴベビーを広げ、子供(ぬいぐるみで代用)を載せる
②子供に安全ベルトを装着する
③子供の足を腰ベルトの外側に出す
④子供に自分の背中を向けるようにソファの前にまわり、腰ベルトを装着し、バックルを留める
⑤ 子供の腕を肩ベルトのうえに出すようにして、 肩ベルトを装着し、肩バックルを留める
⑥ベルトの締まり具合を調整して、完成
「小脇に抱えてスライド」する方法が無理だった私でも、この方法なら簡単に、エルゴベビーを使っておんぶすることができました。
ちなみに、基本的には2人体制でおんぶするようにと説明書に書かれている「昔ながらのおんぶひも」も、同様にソファに置く方法で、1人のときでも簡単におんぶすることができました。
【エルゴベビーでおんぶ】vs【おんぶ紐でおんぶ】それぞれのメリット・デメリット
私が実際に持っていて、おんぶに使用した抱っこ紐「エルゴベビーADAPT」とおんぶ紐「昔ながらのおんぶひも」を比較してみました。
「エルゴベビーADAPT」と「昔ながらのおんぶひも」の基本スペックは次のとおりです。
エルゴベビーADAPT | 昔ながらのおんぶひも | |
---|---|---|
おんぶ可能な月齢 | 生後6ヶ月~48ヶ月(体重20kg)まで | 首が座ってから(生後6ヶ月頃)~2歳6ヶ月(体重14kgくらい)まで |
1人でおんぶできるか? | 可 | 可 |
抱っことして使えるか? | 可 | 可 |
背あての有無 | 無(フード有) | 有 |
装着方法 | バックル | 紐 |
価格 | 約1万2000円(SALE時) ~3万円前後 | 約3000円 |
生産国 | ベトナム | 日本 |
次に、私が実際に子供をおんぶするために使用してみて感じた(一部、推測あり)「エルゴベビーADAPT」「昔ながらのおんぶ紐」それぞれのメリット・デメリットをまとめました。
「エルゴベビーADAPT」でおんぶ
メリット
- 子供の体重を肩と腰で支えるので、身体が楽
- バックルで留めるので、はずれる心配が少ない
- がっしりとホールドしている安定感がある
- すでに抱っこ紐として使っているなら、新たにおんぶ紐を買う必要がない
本当に楽で、ちょっと重いリュックを背負っている感覚で動けます!
デメリット
- 背あてがないので、子供が寝たときに首がぐらつく(フードはあるけど、おんぶをした状態でつけるのは難しい)
- 説明書どおりにおんぶしようとすると、難しいかも?
「昔ながらのおんぶひも」でおんぶ
メリット
- 背あてがあるので、子供が寝たときに首を支えられる
- 安価
- 軽い(約300g)ので、持ち運びに便利
- 紐が胸~おなかの上部に来るので、妊娠中でもおなかを締め付けにくくていいかも?
保育園などでは、抱っこ紐よりも、おんぶ紐でおんぶしているケースが多いですよね。コスパなのか、寝かしつけ目的なのかわかりませんが、(私には合いませんでしたが)メリットは多いのだと思います。
デメリット
- 子供の体重を肩で支えるので、(とくに子供の体重が重い場合)肩の負担が大きい
- 紐が胸に食い込むので、外出するにははずかしい(昭和感・・・)
- 紐で留めるので、だんだんゆるみ、子供が下がってくる
まとめ
エルゴベビーでおんぶは、
- とにかく身体が楽! 長時間おんぶしても疲れないので、後追い対策にオススメ
- 背あてがないので、子供が寝てしまうと首がグラグラするかも
昔ながらのおんぶひもでおんぶは、
- 背あてがあるので、子供を寝かしつけるときにオススメ
- 子供の体重が重いと、肩の負担が大きい
「おんぶ」というものをしてみるまでは良さがわかりませんでしたが、「おんぶ」はとってもオススメです。
子供を号泣させながら家事をするストレスから解放されます(おそらく)。
私は身体的な負担の軽さからエルゴベビーでおんぶがオススメです。
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