2歳になる息子は、尿路感染症による入院を5回、手術のための入院を1回、計6回の入院を0歳のときに経験しました。
ちょうどコロナ禍だったということもあり、息子が入院した病院では
- 付き添い不可
- 面会は1日1時間まで(コロナの波が来ているときは2~3日に1回程度に制限)
- 家族の体調不良があるときは面会不可
という厳しい条件での入院でした。
はじめての入院時、息子はわずか生後4ヶ月。
ほとんどの入院は1~2週間程度でしたが、一番長い入院は1ヶ月以上にも及びました。
手術を除く5回の入院は、すべて地域の基幹病院の小児科でした。
保育士さんは配置されておらず、看護師さんはもちろん必要なときに必要なお世話をしてくださるものの、多くの時間を割いて構ってもらえるような環境ではありませんでした。
個室のときは多くの時間を、静かな部屋で、たった一人で過ごすことになります。
心身の発達が目覚ましいこの時期に、刺激の少ない環境において、発達に影響はないのだろうか…?
と不安になり、赤ちゃんが一人でも楽しく過ごせるようなおもちゃを探して購入、面会時に持ち込みました。
この記事では、赤ちゃんが入院するときのおもちゃの選び方の注意と、おすすめおもちゃについてご紹介しています。
赤ちゃんが入院するときのおもちゃで、避けたほうがいいものは?
2~3歳くらいになると、おもちゃや遊び方の好みが出てくるので、好みに合ったおもちゃを持ち込めばいいと思いますが、赤ちゃんの場合は好みがまだわからないので、おもちゃ選びに迷ってしまいますよね。
基本的には赤ちゃんの発達段階に合っていて、さらなる発達を促してくれるようなおもちゃがおすすめです。
ですが、なかには入院中のおもちゃとしてはおすすめできないものも。
たとえば、
- ブロックや積み木などパーツが多くて、落下・紛失しやすいおもちゃ
- 音が大きすぎて、周りの迷惑になるおもちゃ
- ぬいぐるみなど、ホコリがつきやすいおもちゃ(OKな場合もあり)
- 落とすと壊れてしまうおもちゃ
などは注意が必要です。
入院中はこのような↓ベッドで寝ることになるのですが、
ブロックや積み木などは、パーツが小さいのでベッドの柵の間から落ちてしまう可能性があります。
落ちてしまうと赤ちゃんは遊べなくなるし、紛失の可能性もあります。
また、持ち込むおもちゃには名前を書くように言われる場合が多いですが、パーツが小さいと名前を書くのも大変です。
ほかの子供たちと同室になる場合もあるので、音が大きすぎるおもちゃは遠慮したほうがいいかもしれません。ですが音の出るおもちゃがすべてNGというわけではありません。
それなりの大きさのあるおもちゃでも、何かの拍子にベッドから落ちてしまうことがあります。
赤ちゃん用のおもちゃなので、簡単に壊れてしまうおもちゃはそう多くないとは思いますが、壊れやすいおもちゃは避けたほうが無難です。
入院中の赤ちゃんにおすすめなおもちゃ
入院中の「ねんね期」赤ちゃんにおすすめなおもちゃ
赤ちゃんは生まれてから一般的に5ヶ月前後で寝返りできるようになるまで、ねんねして1日を過ごすことになります。
ですが、その間にも目でおもちゃを追うようになったり、手でおもちゃに触れたり、握ったり、振ったり、手先の運動が発達しています。
入院中の「ねんね期」赤ちゃんには、こうした運動の発達をサポートしてくれるようなおもちゃがおすすめです!
ベビージム
さまざまなおもちゃがぶら下がっていて、見ているだけで楽しい。触ってみたくなる。触ると音がする…。
そのようなベビージムは「ねんね期」の赤ちゃんにぴったりです。
なかには形を変えて長く遊べるタイプのベビージムもあるので、おすわりやあんよができるようになっても大活躍です。
握って、振ると音の出るおもちゃ
この頃の赤ちゃんは、おもちゃを眺めているだけという状態から、徐々に興味を持ったおもちゃに手を伸ばすようになり、触れるようになり、握れるようになり、さらに力が付いてくると自分で振って遊べるようになります。
振ったときに音が出ると、赤ちゃんはより楽しい気持ちになるのではないでしょうか。
ラトル・ガラガラといった、赤ちゃんの手で握ることができ、振ると音の出るおもちゃは、この時期の入院中の赤ちゃんにおすすめです。
我が家は入院中に、こちらの↓おもちゃをオーボールとともに持ち込みました。ひとつのリングに複数のリングをまとめておくと、振ったときにジャラジャラとして楽しいです。
また、リングをひとつずつつなげて、先端にオーボールなどを取り付ければおもちゃの落下防止にもなります。
つなげ方によっていろいろな遊びができて、長く楽しめるおもちゃでした。
寝かしつけアイテム
入院すると急な環境の変化で、なかなか眠れなくなってしまう赤ちゃんもいるそうです。
息子も当初は寝なかったようで、病院では天井に投影するホームシアターのようなおもちゃが使用されていました。
ぬいぐるみタイプは、病院によってはNGですが、心音やホワイトノイズを流すことで、寝かしつけに役立つかもしれません。
丸洗いできるので、床に落とすようなことがあっても衛生的に使用できます。
入院中の「寝返り期」赤ちゃんにおすすめなおもちゃ
布絵本・しかけいっぱいぬいぐるみ
赤ちゃんが寝返りできるようになると、腹ばいの姿勢でよりたくさんのものを探索できるようになります。
いろいろなものを触り、口に入れて確かめるようになりますよね。
しかけがいっぱいで、口に入れても安心な布絵本やぬいぐるみは、この時期の赤ちゃんにぴったり。
リングが付いているタイプだと、ベッドからの落下防止にもなるのでおすすめです!
しかけいっぱいのおもちゃは、面会時に一緒に遊ぶときにも役立ちました。
鏡のおもちゃ
家にいるときも、家事をしているときなど常にかまってあげられるわけではなく、
ないよりはあったほうが楽しいかな~
という気持ちで、息子が日中過ごしているマットの傍に、「鏡」を置いていました。
モンテッソーリ教育関連の本でも、乳幼児のおもちゃとして「鏡」がおすすめされていることがありますが、息子もじーっと興味深げに見入っていました。
入院中のおもちゃとしても、割れない鏡や、鏡のついたおもちゃはおすすめです。
歯がため
寝返りできるようになる頃に、歯が生え始めるお子さんは多いのではないでしょうか。
いろいろな感触を楽しめる歯がためは、一人遊びにうってつけです。
入院中の「おすわり期」赤ちゃんにおすすめなおもちゃ
おすわりできるようになると、視野が広がり、立体的なおもちゃでも遊べるようになります。
手先の運動もより複雑になってきますね。
手遊びできるアクティビティボックス
手を使って思いっきり遊ぶことができる、アクティビティボックスのようなおもちゃがおすすめです!
〇ヶ月のときはできなかったけど、できるようになった! など、さまざまなしかけをとおして成長を実感できるおもちゃでもあります。
こちらの↓おもちゃは、息子が実際にドはまりしていたおもちゃです。
ただ、パーツが多いので、型はめブロックはお留守番でもいいかもしれません。
入院中の「ハイハイ・あんよ期」赤ちゃんにおすすめなおもちゃ
点滴が取れていれば、ベッドのなかである程度は自由に動くことができます。
立てるようになった赤ちゃんは、おもちゃがなくても、ベッドの柵につかまって伝い歩きの練習を始めるかもしれません。
いつも柵につかまって立っていて、通り過ぎるスタッフさんや面会に来た家族を眺めている子がいたことを思い出します。
動きのあるおもちゃ
ハイハイできるようになった赤ちゃんには、ボールなど転がして、追いかけて遊ぶことができるおもちゃがおすすめです。
引き続き探索遊びが好きな時期なので、「おすわり期」でご紹介しているアクティビティボックス系のおもちゃも活躍しますよ!
さいごに
息子の場合、0歳時代の入院期間は、計3ヶ月弱にも及びました。
生まれてからの1年間のうち、3ヶ月。相当な期間に感じます。
おもちゃのひとつひとつが、息子の助けになりますように…と祈るような気持ちで、おもちゃを選んだこともありました。
どうしても周囲の人間とのコミュニケーションや語りかけが不足してしまうので、退院後は「音の出る絵本」でたくさん手遊びしました。
0歳から、2歳になる現在まで活躍している「音の出る絵本」ですが、入院中はうるさすぎるかな…と思い、持ち込みませんでした。
また、息子の発達の助けになればと、おもちゃのサブスク型レンタルサービスも利用していました。
我が家が利用していたのは、「Cha Cha Cha」というおもちゃのサブスク型レンタルサービスの「きょうだいプラン」です。
問い合わせたところ、「レンタルしたおもちゃを入院時に病院に持って行っても大丈夫」とのことだったので、息子の月齢と発達状況を伝えたうえで、
入院中におすすめのおもちゃをレンタルしたいです!
とリクエストし、届いたおもちゃを持ち込みしたこともありました。
月額費用は発生しますが、息子に合ったおもちゃをプロに選んでもらえることが心強く、だいぶお世話になりました。個人的にはおすすめしたいサービスです!
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