子供が生まれてから、「モンテッソーリ教育」というものを知りました。
「モンテッソーリ教育」について、いくつか本を買って読んだなかで、一番参考になったと感じているのが『お母さんの「敏感期」モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる』(相良敦子 著)という本です。
この本のなかに、「子供のやりたがることをよく観察し、その活動をくり返しやれるようにと手作りで考えだした」という家庭でできる手作り教材が紹介されています。
本によると、1歳~2歳半の子供たちがよくしている「手の動き」として、
- にぎる
- つかむ
- 引っぱる
- つまむ
- すきまに入れる
といったものがあるようです。
この記事では、とくに「つまんで引く」手の動きをくり返しやれるとして紹介されていたおもちゃを参考に、100均の材料だけでおもちゃを手作りしてみました。
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材料
- 透明のプラスチック容器(今回は「味噌」用保存容器を使いました)
- フェルト
- 厚紙
- 紐
- Dカン
- 目玉シール
- 鈴
材料はすべて100均「セリア」でそろえました!
道具
- ハサミ
- ペン
- 目打ち(透明のプラスチック容器に穴をあけるために使います)
- ボンド
ボンドはこちらの多用途ボンドを使用しました。
作り方
①厚紙から4つの円を切り取る
「丸いもの」を型にして、厚紙から4つの円を切り取ります。
下の写真のように、円の上下に切込みを入れておきます。
②フェルトから、8つの円を切り取る
①で切り取った厚紙を型紙として、フェルトから8つの円を切り取ります。
③透明のプラスチック容器のフタに、目打ちで穴をあける
今回は、フタの中心から上下左右に4ヵ所、穴をあけました。
大きめの穴をあけておくと、糸のとおり・動きがスムーズになります。
④Dカンに紐をとおす
Dカンに紐を結んで固定してもいいのですが、今回は結び目が見えないように、上の写真のように輪っかにした部分に2本の紐をとおすことで、固定しました。
さらに紐を、透明のプラスチック容器のフタにあけた、穴にとおします。
紐をとおすときに、ヘアピンを使うとスムーズでしたよ!
⑤紐に厚紙を固定する
④でフタにとおした紐の先端を、①で切り取った厚紙の切込みに巻き付けるようにして、固定します。
このとき、一緒に紐にとおすか、(鈴の穴に紐がとおらないときは)別の糸にとおした鈴を巻き付けるようにして、取り付けます(音がしなくてもいい場合は、鈴なしでOK)。
このように厚紙に紐を巻き付けて、あとでまとめてボンドで固定することで、赤ちゃんが乱暴に遊んでも壊れにくくなります。
はじめに、厚紙が容器のなかでどのくらいの高さにくるのか、フタをしてみて、実際に確かめてから固定するといいですよ。
⑥厚紙にフェルト、目玉シールを貼る
厚紙の表・裏それぞれにボンドをつけて、フェルトを貼ります。さらに、目玉シールを貼って、乾いたら完成です。
子供の反応
作っている段階から興味津々で「早くよこせ」とでもいいたげな様子でした。
いざ完成してみると、よく遊びました。
1歳になったばかりの娘は、なかにいる目玉たちにはあまり興味がない様子で、「つまみ」に興味深々でした。引っ張ると動くことも楽しいようです。
ひとつずつ「つまみ」を引っ張ったり、4つまとめて引っ張ってみたり。
かなり集中して遊んでくれましたが、なにか思いどおりにいかないことがあったようで、途中で癇癪を起してしまいました(このおもちゃをわたすと、なぜかいつも途中で癇癪を起こします・・・)。
それでも、なかなか好評なおもちゃでした。
思えば、娘に「つまみ」のようなおもちゃをわたすのははじめてのことだったので、ちょうど「つまみ」がおもしろいと感じる時期だったのかもしれません。
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