我が家では、1歳になる娘、夫、私の3人で「川の字」になり、無印の【脚付マットレス】に寝ています。
娘が生まれたばかりの頃はベビーベッドを利用していたのですが、娘が生後7ヶ月の頃に引っ越しをしたところ、寝室にベビーベッドが入らなくなってしまったため、それ以来、大人用ベッドに一緒に寝るようにしました。
娘は動きだすのが遅かったので、しばらくは問題なかったのですが、生後10ヶ月をすぎて徐々にズリバイ、ハイハイをするようになると、ベッドから落下してしまうようになりました。
赤ちゃんのベッドからの転落防止対策として、ベッドガードというものが売られていますが、残念ながら無印などの脚付マットレスには設置することができません。
そこで、この記事では、無印の脚付マットレスを使用している我が家が、赤ちゃんのベッドからの転落防止対策として行なっていることをご紹介します。
市販のベッドガードは脚付マットレスに設置できない
赤ちゃんのベッドからの転落防止対策として、下のようなベッドガードというものが売られています。
ですが、たとえばこちらの製品の場合、
- 18ヶ月未満の乳児に使用できない(隙間に挟まってしまうと自力では脱出できずに窒息する恐れがあるため)
- ベッドとマットの間に差し込むことで固定する
という仕様であるため、脚付マットレスで寝ている、0歳の赤ちゃんのベッドからの転落防止対策として使用することはできません。
また、下のようなクッションタイプのベッドガードも売られています。
たとえば、こちらの製品は、寝返り程度なら抑えることができると思いますが、本格的にハイハイなどで動けるようになった赤ちゃんを抑えることは、高さが足りずに、難しいかと思います。
無印で脚付マットレス用ベッドガードの販売予定はない
このように、脚付マットレスを使用している場合、市販の赤ちゃん用ベッドガードを用いて、ベッドからの転落防止対策をするのは難しい状況です。
無印良品の「IDEAPARK」にも、「脚付きマットレスに装着できるベッドガードが欲しい」という要望が寄せられていますが、見送りになっているようです。
リクエストをありがとうございました。誠に恐れ入りますが、ご投稿いただきました内容は、以下のリクエストをいただいた際にも確認・検討しており、見送りとなっております。
検討の結果等につきましては、お手数をおかけいたしますが、こちらのリクエストでご確認ください。
なお、今回ご要望いただいたようなベッドガードにつきましても、検討の結果、見送りとさせていただきました。どうかご了承ください。
無印良品IDEAPARKより引用
リクエストをありがとうございました。せっかく、リクエストをいただきましたが、現時点では、脚付マットレスのオプションなどの販売は考えておりません。恐縮ではございますが、どうかご了承くださいませ。
無印良品IDEAPARKより引用
脚付マットレスを使用している家庭では、どのような転落防止対策をしているか?
赤ちゃんがベッドから落ちてしまうのを防ぐためには、本当は布団で寝るのが一番安心ですが、布団を導入できる家庭ばかりではありませんよね。
赤ちゃんが生まれる前から脚付マットレスを使用していて、赤ちゃんが生まれてからも続けて使用したい、というご家庭も多いのではないかと思います。
ネット上にも、脚付マットレスを使用しながら、赤ちゃんの転落防止に工夫を凝らしている例がたくさんありました。
いくつかご紹介しますと、
- 脚付マットレスの脚を短くする(市販の脚を購入 or 代用品を用いたオリジナルの脚を作成)
- 脚付マットレスの下にクッションを置く
- 耐震用突っ張り棒などを用いて、市販のベッドガードを挟んで使用する
といったものがありました。
※耐震用突っ張り棒というのは、下のようなものですね。
我が家では、これらの例を参考にさせていただき、次のような転落防止対策を行ないました。
我が家の脚付マットレスからの転落防止対策
経緯
我が家では、無印の脚付マットレス「セミダブルサイズ」と「シングルサイズ」を合わせ、私、子供、夫の3人で寝ています(セミダブルサイズのマットレスに、私と娘が寝ています)。
▼写真には写っていませんが、ベッドどうしの隙間には、下のパッドを使用しています。
ちょうど「川」の字の、真ん中の位置に娘を寝かせているのですが、いつからか、おかしな習性が出てきて、「川」の字の真ん中に置くや否や、ベッドの際までハイハイで移動し、ベッドから落ちるスレスレのところに頭を置かないと、寝付かなくなってしまいました(汗)。
最初は元の位置に戻していましたが、戻してもすぐに移動してしまうので、あきらめました。いまでは私ともどもベッドに横向きになって寝ています(逆コの字)。
この位置で寝ると、けっこうな頻度でベッドの下に転落してしまうので、我が家では、転落する前提で、転落したときにダメージが最小限で済むような対策をすることにしました。
具体的には、次の2つの対策をしました。
- ベッドの高さを低くする
- ベッドの下にクッションを置く
「ベッドガード」も検討しましたが、娘が乗り越えてしまったときに、さらに高い位置から落ちるリスクを考えて、やめることにしました。
対策① ベッドの高さを低くする
我が家では、【20cmの脚】の付いた、無印の脚付マットレスを使用しているので、ベッドの高さは43cmです。
(これまで知らなかったのですが)無印良品の脚付マットレスには、
- 10cm、12cm、20cm、26cmのスチール脚
- 10cm、12cm、20cm、26cmの木製脚
といった、計8種類の「脚」が別売りされているので、こちらを使えば簡単にベッドの高さを低くすることができます。
ところが、ここでひとつ問題がありました。
商品の説明に、次のような一文があったからです。
※新仕様商品です。旧仕様の「脚付マットレス、ベッドフレーム、ソファベンチ、2008年9月以前販売のソファ本体」には取り付けできません。
無印良品HPより引用
さらに、【「脚付マットレス」「ソファベンチ本体」「ソファベンチ・オットマン本体」への取り付けに関するご注意】として、次のような記載がありました(確認したところ、我が家で使用している脚付マットレスには、「M8」の表示はありませんでした)。
2018年1月以前に販売の「M8」と表示されていない商品には、ご使用になれません。取り扱いには十分ご注意ください。無理に取り付けようとすると、本体のネジが破損するおそれがあります。
無印良品HPより引用
また、【「ベッドフレーム本体」への取り付けに関するご注意】として、次のような記載がありました。
2018年8月以前に販売の旧仕様のベッドフレーム本体には、ご使用になれません。取り扱いには十分ご注意ください。無理に取り付けようとすると、本体のネジが破損するおそれがあります。
無印良品HPより引用
どうやら、無印の脚付マットレスには、
- 2009年販売の旧タイプ
- 現在販売中の新タイプ(2018年頃に発売?)
の2種類が存在し、旧タイプの脚付マットレスに比べて、新タイプの脚付マットレスは、高さが約3cm高くなっているほか、細かい仕様が異なるため、脚の互換性がないようです。
我が家で使用している無印の脚付マットレスは、いまから5~6年以上前に購入しており、旧タイプでした。
そのため、現在販売されている「脚」を使用することができません。
一応、新タイプと旧タイプの脚付マットレスを並べて使用したい方のために、高さ調節のために、「脚付マットレス(2009)用木製脚・15cm/23cm」という商品があり、店頭にて取り寄せが可能だそうです。
なので、現在【20cmの脚】の付いた、【旧タイプ】の脚付マットレスを使用している我が家では、「脚付マットレス(2009)用木製脚・15cm」を購入することで、5cmほど、ベッドの高さを低くすることができます。
5cmでも低くしないよりはしたほうがいいのだと思いますが、ちょっと微妙な高さだったので、結局、我が家では、フリマアプリを利用して【旧タイプ】に対応している【12cmの脚】を入手することで、8cmほど、ベッドの高さを低くすることにしました。
「8cm」ですが、こうして【12cmの脚】(左)と【20cmの脚】(右)を並べてみると、けっこう低くなるなぁという印象でした。
上の写真では、奥にあるのが「脚」交換前の【20cmの脚】の付いたベッド。手前が「脚」交換後の【12cmの脚】の付いたベッドです。写真ではわかりにくいのですが、 実際にベッドに 【12cmの脚】 を取り付けてみると、慣れるまで違和感を覚えるほど、かなり低くなったと感じました。
これで、無事に、ベッドの高さを43cm → 35cmへと、8cmほど低くすることができました。
対策② ベッドの下にクッションを置く
それでも、まだベッドの高さが35cmあるので、ベッドの上から床に落ちると、けっこう痛いと思います。
最初は赤ちゃんがベッドから転落したとき用の、専用のクッションが売られていないか探したのですが、いいものが見つからなかったので、代用できるものを探しました。
案としては、
- リビングで使っているプレイマットを寝室に移動して使用する
- 寝室用に別途、厚みのあるマットを購入して使用する
といった、2つのパターンを考えました。
ひとつめは、すでに持っているプレイマットを活用する案です。
我が家はリビングで【Caraz(カラズ)】のプレイマットを敷いています。それを、昼寝や、毎晩寝るタイミングで畳んで、四つ折りにして、ベッド脇に敷くことを考えましたが、移動が手間なので却下になりました。
ふたつめは、新たなマットを購入する案です。
ジョイントマットや、リンクマットを購入しようかと思いましたが、1枚では厚みが足りないし、何枚も重ねるとお金がかかってしまうし、で躊躇していたとき、応急処置的に使用したあるモノが意外に使えることに気がつき、いまでも継続して使っています。
あるモノとは、使っていない布団(in 布団収納袋)です! クローゼットの上のほうにしまわれていたものです。
(ミニマリストのおうちには、こういったものは存在しないのでしょうが)我が家には、私、夫、子供合わせて、使っていない布団(in 布団収納袋)が3つあったので、上の写真のようにベッド脇に並べてみました。
一番下に見えている、ピンク色のシートは、使っていないヨガマットです。布団を直接、床に置くことに若干の抵抗があったので、敷いてみました。
このままだと、見た目がよくないので、 使っていない布団(in 布団収納袋) の上にきれいな布をかけてみました。
ベッド脇に、使っていない布団(in 布団収納袋)を置いたことで、ベッドの高さが35cm → 20cm弱まで下がりました。
毎日、0~2回ほど、娘は寝ているあいだにベッドから落下しますが、 使っていない布団(in 布団収納袋)があるので、床に落ちたときのような衝撃もなく、50%くらいの確率で泣かなくなりました。
脚付マットレスからの赤ちゃんの転落防止対策まとめ
【無印の脚付マットレス】を使用している我が家の対策を、改めてまとめました。
転落する前提で、転落したときにダメージが最小限で済むような対策として、ふたつのことをしました。
対策① ベッドの高さを低くする
無印から脚付マットレス用「短い脚」が別売されているので、それに交換するのが一番簡単な方法です。
- 旧タイプの脚付マットレスを使用している ▶【15cmの脚】は店頭にて取り寄せが可能。【12cmの脚】は現在は販売されていないので、フリマアプリなどを活用して入手する。
- 新タイプの脚付マットレスを使用している (2018年頃以降に購入した方?)▶ 普通に 【10cm、12cmの脚】が販売されているので、購入する。
対策② ベッドの下にクッションを置く
転落防止対策専用のクッションは販売されていないようなので、ジョイントマットやリンクマット、プレイマットなどを新たに購入してもいいし、家にあるクッションなどでも代用可能。
我が家は、 使っていない布団(in 布団収納袋)を並べて置く方法で対策しました。
▼その後、「使っていない布団(in 布団収納袋)」から「コスパ良プレイマット」に変更した話はこちら
▼そのほかの赤ちゃん・子供の安全対策はこちら
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