1歳を過ぎて指先が器用になってきたし…
そろそろブロックを買おうかしら。
そう思っても、世の中には「乳幼児向けのブロック」がたくさんあるので、いったいどれを買ったらいいのか迷ってしまいますよね。
我が家は、娘が2歳を過ぎた頃にはじめてのブロックを買ったのですが、その前(1歳半頃)から、子育て支援室や託児室、おもちゃのサブスク型レンタルなど、いろいろな機会を利用して、さまざまなブロックに触れてきました。
そのなかから、はじめてのブロックとして選んだのは「レゴデュプロ」です。
はじめてのブロックを選ぶにあたり、こんなことを重視しました。
- 誤飲の恐れがない
- ある程度のパーツ数がある
- 説明書どおりの「決められたモチーフ」だけでなく、自由な「創造あそび」ができる
- パーツを買い足すことで、長く遊べる
購入前は「レゴデュプロ」を含め、5つのブロックで迷いました。
- クレミープラス
- メガブロック
- ニューブロック
- ブロックラボ
- レゴデュプロ
これら5つのブロックは、どれも娘が実際に遊んだものです。
この記事では、1歳~2歳の子供に買ってあげる「はじめてのブロック」おすすめ5選として、上にあげた5つのブロックの特徴、メリット・デメリットをまとめ、我が家が選ばなかった理由とともにご紹介します。
各タイトルの下に載せている商品は、同シリーズのなかで「私だったらこれを選ぶ」という特定の商品を、ご参考までに載せています。
1歳~2歳向け はじめて買うブロックのおすすめ5選
クレミープラス|Clementoni
- 対象年齢:1.5歳~
- 製造:イタリア
- 個数:60
- 材質:合成ゴム、エラストマー
- クレミーシリーズにキャラクターはある? ▶なし
- クレミーシリーズでごっこ遊びはできる? ▶できない
「クレミープラス」の最大の特徴は、ほかのブロックにはない「柔らかさ」です。
「踏んだときに痛い」はブロックあるあるですが、「クレミープラス」はゴム製。
保育園で採用されていることも多く、娘が遊んだのも保育園併設の子育て支援室でした。
ブロックあたりの「凸」が大きなタイプで、ほかのブロックに比べて作りがシンプル。小さな手でも扱いやすいので、1歳半頃から「はめて」遊ぶことができます。
良くも悪くもシンプルなので、遊び方は「並べる」「重ねる」「はめる」など…。
1歳半頃の子供なら、ひたすらまっすぐにブロックをつなげることが楽しい時期なので、十分に楽しめます(むしろレゴタイプのブロックでは、それが難しい)。
ただ、買い足しアイテムがなく、応用が利かないことから「長く遊べないかな…」と思い、我が家では「クレミープラス」を選びませんでした。
- 変形パーツがなく、「決められたモチーフ」を作る楽しみがない
- 買い足しアイテムがない
- ゆくゆくは「凸」が小さいタイプのブロックにしたい
ちなみに、さらに小さい赤ちゃん向けのシリーズとして、「ベビークレミー」があります。
手でむぎゅーっとつぶすことができるほどに柔らかいのが特徴です。
大きさは赤ちゃんの手のひらほど。誤飲の恐れがないため、6ヶ月の赤ちゃんから遊べます。
クレミーシリーズの質感は大好きです。0歳の赤ちゃんに買うなら迷わず「ベビークレミー」にします!
メリット | デメリット |
---|---|
「凸」が大きいので小さな子供でもはめやすい 柔らかい&角がないので、踏んだとき・当たったときに痛くない 欧州のEN基準や日本の食品衛生法の基準に適合しており、なめても口に入れてもOK 水洗いできる | 良くも悪くもシンプル。四角いパーツのみで変形パーツがないので、応用力は弱い 買い足しアイテムがない ブロックとして長く遊べない |
1歳からのメガブロック|フィッシャープライス
- 対象年齢:1歳~
- 製造:カナダ
- 個数:80
- 材質:PP、PE
- メガブロックシリーズにキャラクターはある? ▶トーマス、パウ・パトロール、ミニオンズ
- メガブロックシリーズでごっこ遊びはできる? ▶できる
「1歳からのメガブロック」も、形としては「クレミープラス」と同じく「凸」が大きなタイプで、1歳半頃から「はめて」遊ぶことができます。
「クレミープラス」との違いは、硬いので踏んだときに痛いこと、四角以外の変形パーツも入っていることです。
買い足しアイテムとして、「動物」「乗り物」をテーマとしたものや、「トーマス」シリーズもあり、ハマったときに創造の幅を広げてあげることができます。
我が家は、おもちゃのサブスク型レンタル「And TOYBOX(アンド・トイボックス)
当時1歳10ヶ月だった娘は、よく遊びました。ブロックとしてつなげるほか、ごっこ遊びもできました。
なぜ自宅用に購入しなかったかというと、やはり「凸」が大きいタイプは「いつか物足りなくなってしまうだろう…」という想いと、単純に(変形パーツの形や色使いなど)あまり私の好みではなかったからです…。
- ゆくゆくは「凸」が小さいタイプのブロックにしたい
- 好みの問題
メリット | デメリット |
---|---|
「凸」が大きいので小さな子供でもはめやすい 誤飲の恐れがない大きさ コスパ〇 変形パーツ・買い足しアイテムありで応用力〇 | 硬いので、踏んだり当たったりしたら痛い 「凸」の小さいタイプのブロックに比べると、いつか物足りなく感じるかも? |
学研のニューブロック|学研ステイフル
- 対象年齢:1.5歳~
- 製造:中国?
- 個数:43
- 材質:プラスチック
- ニューブロックシリーズにキャラクターはある? ▶トーマス、くまのプーさん、はらぺこあおむし
- ニューブロックシリーズでごっこ遊びはできる? ▶できる
「ニューブロック」の最大の特徴は、その独特な形です。
一般的なブロックは縦に積み上げていくことしかできませんが、「ニューブロック」なら横につなぐ・直角につなぐ・差し込む・挟む・箱を組むといった遊び方ができます。
また、柔らかく、平べったい形なので、踏んだときに痛くありません。
基本パーツのほか、動物・タイヤ・お花などさまざまなパーツが入っているので、「モチーフを作る楽しみ方」と、「自由な創造遊びをする楽しみ方」のバランスがいいです。
買い足しアイテムも豊富。
プログラミングまでできるなんて、すごいです…。
私自身、子供の頃に遊んだのは「ニューブロック」でした。
なぜ子供に選ばなかったかというと…、託児室で何度か遊ばせたときに子供が自分ではめることができなかったのと、よく知っているブロックの形と違うからか、子供の食いつきが悪かったからです。
- 子供が自分ではめることができない
ブロックといっても、「レゴ」のようなブロックとは別物のような気さえします。
お金と場所の余裕があったら両シリーズそろえたいくらいですが、そんな余裕がないのが残念です。
メリット | デメリット |
---|---|
踏んだときに痛くない 誤飲の恐れがない大きさ つなげ方のバリエーション豊富 コスパ〇 変形パーツ・買い足しアイテムありで応用力〇 | 小さい子供が自分ではめるのは難しいかも? キューブ型がいいのか、ニューブロック型がいいのか、好みの問題あり |
子供の反応を見てみたい方は、おもちゃのサブスク型レンタルで試してみてもいいと思います。
ブロックラボ|バンダイ
- 対象年齢:1.5歳~
- 製造:中国?
- 個数:65
- 材質:プラスチック
- ブロックラボシリーズにキャラクターはある? ▶アンパンマン
- ブロックラボシリーズでごっこ遊びはできる? ▶できる
我が家は最終的に「ブロックラボ」にするか「レゴデュプロ」にするかの2択となり、「レゴデュプロ」にしました。
どちらも「凸」部分が小さい、一般的なキューブ型ブロックです。
変形パーツ・買い足しアイテム豊富なので、応用が利きます。
なぜ「ブロックラボ」を選ばなかったかというと…、良くも悪くも「アンパンマン」だからです。
選ぶとすれば、それは「アンパンマン」だから。
娘はアンパンマンが大好きなので、夢中になったと思います。
選ばない理由もまた「アンパンマン」だから…。
当時の娘は好きなものを持ち運ぶ傾向がありました。好きなものはベッドにまで持っていきました。
もし「ブロックラボ」を買っていたら、「アンパンマン」のパーツだけ持ち歩いて満足し、ブロックとして遊ばないだろうと思ったからです。
それだと人形を買うのと同じ…。
- アンパンマンが好きすぎて、アンパンマンのパーツだけで満足しそう。ブロックとして遊ばない恐れがあった。
ですが、実は3歳の誕生日に、祖父母から「ブロックラボ」の応用アイテム(ごっこ遊び可能)をもらいました。
3歳になった娘は、もう好きなものを持ち歩くだけの遊びはしないので、ブロックとしてよく遊んでいます。
「ブロックラボ」は「レゴデュプロ」と互換性がある点も、ポイントです。
メリット | デメリット |
---|---|
みんな大好きアンパンマン レゴデュプロと互換性あり 長く遊べる「凸」が小さいタイプのブロック 変形パーツ・買い足しアイテムありで応用力〇 | 「凸」が大きいタイプのブロックに比べると、小さい子には扱いにくい 硬いので踏んだり当たったりすると痛い アイテムを買い足すと人形が重複する可能性あり ブロック遊びよりも人形に興味を持ってしまうかも? |
レゴデュプロ|レゴ
- 対象年齢:1.5歳~
- 製造:確認できず
- 個数:85
- 材質:ABS
- レゴデュプロシリーズにキャラクターはある? ▶ディズニー
- レゴデュプロシリーズでごっこ遊びはできる? ▶できる
「レゴデュプロ」は「ブロックラボ」と同じく、「凸」部分が小さい、一般的なキューブ型ブロックです。
「レゴデュプロ」は一般的な「レゴ」よりも一回り大きなサイズで、誤飲の心配がなく、小さな手でも扱いやすいように作られています。
とはいっても、「クレミープラス」や「メガブロック」に比べると扱いにくく、2歳になったばかりの頃でも、最初は自分ではめることができませんでした。でも、何度か遊ぶうちに、すぐできるようになりました。
変形パーツ・買い足しアイテム豊富なので、応用が利きます。
「ブロックラボ」と迷った末、我が家では、娘のはじめてのブロックとして「レゴデュプロ」にすることを決めたのですが、さらに、
レゴデュプロシリーズってたくさんある…!!いったいどれを選んだらいいの?
と悩むことになりました。
当時、娘はミニーちゃんが好きだったので、
まずは興味をひくために、キャラクターものを選ぶべきか迷いました。
でも、アンパンマンと同じく、ミニーちゃんだけを持ち歩いて満足してしまうだろう、ブロックとしては遊ばないだろうと思い、やめました。
ではキャラクターものではない「はじめてのデュプロ」にすべきなのか?
こちらは、おもちゃのサブスク型レンタル「And TOYBOX(アンド・トイボックス)」でレンタルして遊びましたが、キューブ型の基本パーツが少なく、応用が利きにくいだろうと思い、購入はやめました(どちらかというと、レンタル向きだと思います)。
結局、緑色のコンテナ「デュプロのコンテナ スーパーデラックス」に決めました。
キューブ型の基本パーツと、適度に変形パーツが入っているので、「モチーフを作る楽しみ方」と、「自由な創造遊びをする楽しみ方」のバランスがいいです。
「レゴデュプロ」のデメリットとしては、大人もはまってしまい、あれもこれもとアイテムを買い足したくなること、でしょうか。
ショベルカー好きの娘が喜ぶだろうなぁ…(といいつつ、私も遊びたい)と思いながらこんなものを買ってみたり、
動物もかわいい!!
プログラミングもできるなんてすごい…!!
散財が止まらなくなるかもしれません。
メリット | デメリット |
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パーツ数・種類豊富なので、これひとつで「モチーフ作り」「自由な創造遊び」のバランスがいい ブロックラボと互換性あり 長く遊べる「凸」が小さいタイプのブロック 変形パーツ・買い足しアイテムありで応用力〇 | 「凸」が大きいタイプのブロックに比べると、小さい子には扱いにくい 硬いので踏んだり当たったりすると痛い 一部小さなパーツあり、誤飲に注意 レゴの買い足しアイテムが豊富すぎて、散財の恐れ? |
娘2~3歳「レゴデュプロ」遊び方の変化
娘が2歳を過ぎた頃に、自宅用に購入した「レゴデュプロ」。
はじめは「クレミープラス」のように大きな「凸」ではないので、自分で上手にはめることさえできませんでした。
いつのまにか自分ではめることができるようになってからは、ひたすら高く積み重ねていた娘。
こんなに高くできるようになったの?! とびっくりしたのはいい思い出です。
公園で、自分で上手に滑り台を滑れるようになった頃は、滑り台やブランコなど、公園で見る遊具を組み立て、人形を使ってごっこ遊びをしていました。
保育園に入ってからは、クラスメイトの男の子の影響で「ばきゅんばきゅん」を作っていました。
現在、娘は3歳になったばかりですが、いまだに説明書どおりの「モチーフ」を作って遊ぼうとはしません。
「モチーフ」は、親子で一緒に遊ぶときに親が作ることが多いです。
それを覚えて、娘は自分なりに「モチーフ」っぽいものを作ったり、オリジナルの作品を作ったりして遊んでいます。
私が読んでいる育児本には、
月齢・年齢ごとにおすすめの絵本、おもちゃ、遊びなどが紹介されていて、参考にしているのですが、2歳は「ドールハウス」がおすすめのおもちゃとして挙げられていました。
遊ばせてあげたいけれど、あれもこれもと買ってあげる余裕はないなぁ…と思っていましたが、こちらの「レゴデュプロ」は人形と、さまざまな建物を作ることができるパーツが入っているので、ドールハウス代わりになります。
最近は、赤い車を救急車代わりにして、けがをした人形を病院(に見立てたブロック)に運び、元気にしてあげることがブームのようです。
娘が1歳を過ぎた頃から、我が家ではおもちゃのサブスク型レンタルを利用し始め、あまりおもちゃを買わなくなったのですが、ブロックは購入して正解でした。
おうち遊びが充実するブロック遊びは、コロナ禍にもおすすめです。
はじめてのブロック選びの、ご参考になりましたら幸いです。
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