赤ちゃんがソファから落ちた日のこと

赤ちゃんがソファから落ちた日のこと

先日、生後5ヶ月の赤ちゃんがソファから落ちてしまいました。

ショックで、5年分くらい老け込んだできごとだったので、この記事では、反省をふまえてそのときのことを振り返ってみました。

目次

赤ちゃんがソファから落ちた経緯

日中、ミルクが冷めるのを待ちながら、赤ちゃんを抱っこしているときのことでした。

よだれが大量に出ていたので、後方に畳んであったよだれかけを取ろうと、赤ちゃんをソファに置きました。

その頃、赤ちゃんは足を高く持ち上げたり、腰をひねったり、寝返りをしそうな様子だったので、寝返りを打ったとしてもソファから落ちないように、ソファと90℃の角度(?)になるように赤ちゃんを置きました。

足の先端がソファから飛び出ていましたが、重心はソファの上にあるし、大丈夫だと思っていました。

2~3秒の間、赤ちゃんから目をはなし、振り返ったときに、信じられないような光景が目に飛び込んできました。

赤ちゃんが、じわじわとソファからずり落ちているのです

床に足先がつき、膝が落ち、一瞬、立膝になるような形で静止し、次に正座するような形になって、そのままびたっと前(床)に倒れました。

ずり落ち始めてから、私はスローモーションを見ているように感じていました。走れば間に合ったはずなのに、何もできず、ただ見ていました。

時間を戻したいのに、戻すことはできない

現実なんだけど、なんだか夢を見ているような現実味がない感じで、ふわふわした気持ちのまま赤ちゃんを抱き起こしました。

赤ちゃんが泣き声を上げ始めるまでの数秒間、抱き上げた赤ちゃんの顔を見て、鼻血など出ていないことを確認するまでの数秒間が、とても長く感じました。

病院には連れていくべき?

震える声で「ごめんね」と謝りながら、赤ちゃんを抱っこしていると、数分で泣き止みました。

大きな声で泣いたし、泣き止んだということは継続した痛みもないように思われたので、大丈夫だったのかな・・・と少しだけ安心しながら、まず同じような状況の人がいないかネットで検索してみました。

  • 小児科に連れていったという方
  • #8000に電話したという方
  • 自宅で様子をみたという方

いろいろな方がいました。

私の場合、予防接種でお世話になっている小児科に連れていったとしても、一番心配している脳の検査はできないだろうと思いました(後日、その小児科には「外傷、打撲は程度によっては診察不可」という張り紙があることに気がつきました)。

おにぱん

#8000は夜間しか通じない・・・。

ということで、まず頼ったのは「こどもの救急」というサイトでした。

「こどもの救急」によると

「こどもの救急」にある「頭を強くぶつけた」という項目には、次のようなチェック項目がありました。

  • 大きなたんこぶができた。
  • 何回も吐く。
  • 出血が止まらない。
  • だんだん反応が弱くなる。
  • 打った部分がへこんでいる。
  • 意識がない。
  • けいれんがある。
  • 手足が動かない。
  • すぐに泣いて、他の症状がない。

当てはまったのは、一番下の項目だけだったので、そこにチェックを入れて結果を見てみました。

すると、

自宅で様子を見て、診療時間になったら病院へ連れていく

ように書かれていました。

育児本によると

次に、自宅にあった育児本を確認してみました。

本には、「転んだ・打った」ときの受診の目安として、

「すぐ大声で泣き、泣き止んだあとはケロッとしている、変わった様子はない」ときは様子を見てOK。念のため、48時間は様子に注意するように。

はじめてママ&パパの育児より引用

と書かれていました。

結局、私の場合は、病院へ連れて行かず、自宅で様子を見ることにしました。

24時間経って少し安心し、48時間経ってさらに安心し、一週間経ってやっと大丈夫かなと思えました。

ソファから落ちたこと、夫に言う・・・?

私の場合、当初、赤ちゃんがソファから落ちてしまったことを、夫に話せませんでした。本当はすぐに報告すべきなのでしょうが、どうしても言い出せませんでした。

私自身、とてもショックを受けていたし、自分を責めているのに、さらに夫から責められたら耐えられないと思ったからです。どうせ、夜間の様子を見るのは私だし、私がとにかく気をつけていれば大丈夫と思っていました。

ところが・・・

後日、夫が「赤ちゃんがソファから落ちた」そのときの私とまったく同じやり方で、赤ちゃんをソファに置いているのを見かけたとき、このままではいつかまた落ちてしまうだろうと思い、「実は・・・」と正直に話しました。

おにぱん

案の定、軽く責められてしまいましたが、話せたことで少しすっきりしました。

赤ちゃんがソファから落ちた日を振り返って

これまで「寝返り」にだけ注意を向けていて気がつかなかったのですが、うちの子供はとくに機嫌が悪いときに身体をうねうねとくねらせていることに気がつきました。

ひとうねり(1秒くらい)で簡単に10センチほど、縦方向に移動していました。

なので、ソファから落ちた日も、ミルクを待たされていることで機嫌が悪く、身体をうねらせたときに足方向に移動してしまい、重心がソファから出てしまったことで、ずり落ちてしまったんだろうと思いました。

幸い、大事には至りませんでしたが、今回のことで、子供の命は、本当に親にかかっているんだと痛感しました。抱っこしながら歩いているときに、もし、いま私が転んだら? 誤って落としたら? と考えると、本当に怖くなります。

夢であってほしい、時間を戻したいと思っても、起きてしまった現実はどうすることもできないので、本当に、全力で子供を守っていかなければと思いました。

後日、ソファの前に厚手のプレイマットを敷くことで対策をしました。

上の記事にて、我が家で使用しているプレイマットの詳細をご紹介しています。

赤ちゃんがソファから落ちてしまったときは、ソファの前にはローテーブルが置かれていて、床にラグやマットなどは敷いていませんでした。

その後、ローテーブルを処分し、ソファの前に厚手のプレイマットを敷きました。

子供が大きくなり、自分で動き回るようになってからもソファから落ちることがありましたが、プレイマットのおかげでケロっとしていたので、もっと早くから対策しておけばと思いました。

ベッドまわりにも、プレイマットを敷いて、対策しています。

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この記事を書いた人

大福のような女の子(5歳・ASD)と男の子(2歳)を育てている30代薬剤師ママです。前職は「本が好き」という理由から、小さな出版社で編集者をしていました。子供も親も、なるべく笑顔でいられるような子育てを心掛けています。

手作りおもちゃ/知育玩具レンタル/ディズニー英語システム(DWE)/乳幼児の安全対策/賃貸暮らしを快適にするアイデアなどについて発信中です。

どなたかのお役に立てましたらうれしいです。

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