リッチェル離乳食スタートセットは本当に使えるか?半年間使用した私の口コミレビュー(辛口)

リッチェル離乳食スタートセットの口コミ・評判

この記事は私が2019年に購入したリッチェルの【トライシリーズND離乳食スタートセット】のレビュー記事です。現在はバージョンが新しくなっており、見た目や一部形状が変更されています。

おにぱん

子供の離乳食用の食器をどうすべきか?

ということについて、離乳食を始めることを意識してから2ヶ月あまり、悩みました。

悩みに悩み、疲れてきた頃、やっとリッチェルの【トライシリーズND離乳食スタートセット】に決まりました。決め手は、実際に子育てしたママが開発に携わったという、ママ目線の使いやすさでした。

実際に、私はリッチェルの【トライシリーズND離乳食スタートセット】を半年以上使用しました。現状としては、次のとおりです。

  • 「いまでも使用しているパーツ」と「ほとんど使用しなかったパーツ」がある
  • 「ママ目線の使いやすさ」というメリットを、活用することはできなかった
  • 結局は、もともと自宅にあった大人用の食器をメインで使うようになった
おにぱん

結論からいうと、買わなくても何とかなりました…!

この記事では、私が離乳食用食器を選んだ基準をご紹介し、それにぴったり合っているはずのリッチェルの【トライシリーズND離乳食スタートセット】のメリットを、なぜ十分に活用することができなかったのか? 具体的に「使いにくい」と感じた点について、ご紹介しています。

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目次

離乳食用の食器に求める条件

離乳食用の食器に求める条件として、私にとって「絶対になければ困る」条件と、「できればあったほうがいい」条件がありました。

絶対になければ困る

  • 食洗機対応
  • 電子レンジ使用可能

できればあったほうがいい

  • 日本製
  • 収納しやすい
  • 使い勝手がいい
  • 見た目がいい

「食洗機対応」「電子レンジ使用可能」という条件は絶対にゆずれなかったので、これらを満たしている離乳食用の食器を探し、そのなかから「できればあったほうがいい」条件を少しでも満たしているものを選ぶことにしました。

離乳食用の食器はボウルタイプとプレートタイプ、どちらがいいの?

本当は離乳食の開始から終わりまで、同じ食器を使えるのが理想だったのですが、いろいろと調べたところ、

親が子供に食べさせるゴックン期~モグモグ期は、ボウルタイプのほうが使いやすそう
子供がてづかみ食べをするカミカミ期以降は、プレートタイプもあったほうがよさそう

ということがわかりました。

また、離乳食初期は、食材そのものの味を赤ちゃんに知ってもらうために、複数の食材をそれぞれ別の器に入れて食べさせることが多いようです。

そのため、

  • 小さいサイズのボウルタイプの食器が複数入っていて、
  • かつプレートタイプの食器も入っている離乳食食器セット

があればよかったのですが、ボウルタイプの食器の数が足りなかったり、見た目はかわいいけどプレートタイプの食器しか入っていなかったり、ちょうどいいものがありません。

結局、離乳食の開始から終わりまで、同じ食器を使うことはあきらめ、「離乳食初期」用の食器を購入し、あとは赤ちゃんの成長に応じて、買いなおしていく形にしました。

離乳食初期の食器に、リッチェルの離乳食スタートセットは理想的!

あらためて、「離乳食初期」用の食器に求める条件を整理してみました。

  • 食洗機対応
  • 電子レンジ使用可能
  • ボウルタイプが複数<

これらを満たすものとして見つけたのが、リッチェルの【トライシリーズND離乳食スタートセット】でした。

現在はこちらのバージョンになっています。

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「先輩ママが考えた」とパッケージにあるように、リッチェルの【トライシリーズND離乳食スタートセット】は子育ての経験を生かして、離乳食を効率的に進めるための、さまざまな工夫が凝らされています。

リッチェルの【トライシリーズND離乳食スタートセット】のここがすごい!と感じたのは、(大部分パッケージの裏側に書いてあるとおりですが)次の点です。

メリット
  • 「炭水化物」「野菜・果物」「たんぱく質」の3種類の食材用に、3つ(3色)のカップがついている。
  • 食材の味が混ざらないように、それぞれのカップに対応した3つ(3色)のスプーンがついている。
  • 3つのカップに対応した、3つのフタがついているので、ラップせずにレンチン可能(レンチンのたびにラップをしないといけないのは、地味に手間という口コミがありました)。
  • あつあつに加熱した食材を冷ませるように、クールシート(保冷剤)がついている。
  • 3つのカップをセットできるプレートがついているので、持ち運びが便利。レンチンするときも何度も往復する必要なく、1回の手間でいっきにレンチン可能。

たしかに、モノ自体を見ると普通の小さな容器なので、家にある器で代用可能に思えますが、家にある器だと上に書いたようなことはできないか、難しいので、さすが離乳食用によく考えられているなぁと感心しました。

購入時、リッチェルの【トライシリーズND離乳食スタートセット】のデメリットと感じたことは、あくまで離乳食の「スタートセット」なので、これだけでカミカミ期以降までいくのは難しそうだなという点だけでした。

リッチェルの離乳食スタートセットを実際に使ってわかった口コミ・レビュー

リッチェルの【トライシリーズND離乳食スタートセット】を購入し、半年以上、使用しています。

購入時は、とてもよく考えられていて、すばらしい商品だ! と感激したリッチェルの【トライシリーズND離乳食スタートセット】ですが、実際に使ってみると、商品説明のとおりに使いこなすことができず、メリットを十分に活用することができませんでした

具体的に想定外なのはどのような点だったのか、ご紹介します。

①容器が小さすぎてよく吹きこぼれる

離乳食を始めたばかりの赤ちゃんにぴったりな、手のひらにぴったり収まるサイズの容器です。

離乳食初期の頃は、食べやすくした10倍粥をリッチェルのわけわけフリージングブロックトレーに入れて冷凍していました。

都度、解凍するのですが、解凍時間は1分~。温め足りないときは10秒ずつとか、小刻みにレンチンするのですが、そのわずか10秒の間に吹きこぼれることがよくありました。

②フタをするとよく爆発する

フタをしたままレンチンでき、ラップの必要がない!というのは、リッチェルの【トライシリーズND離乳食スタートセット】のメリットのひとつです。

ところが、レンチンの途中でポンっ!とフタがはじけ、中身が爆発してレンジのなかに飛び散ることが多々あり、結局掃除が大変だったので、ラップに切り替えました。

③レンチン所要時間が異なるので、いっきに温めは難しい

付属のプレートを用いることで、3種類の食材をいっきにレンチンし、テーブルまで運べることも、リッチェルの【トライシリーズND離乳食スタートセット】のメリットのひとつです。

ところが、いっきにレンチンしたところ、各食材のレンチン所要時間が異なるので、温めの足りないものを温めなおす必要が出てきて、手間でした。結局、プレートを用いてレンチンすることはなくなりました。

使っているパーツと全く使っていないパーツ

リッチェルの【トライシリーズND離乳食スタートセット】には、次のような付属品があります。

  • カップ ×3
  • スプーン ×3
  • フタ ×3
  • 軽量カップ
  • プレート
  • 保冷剤

これらのうち、「フタ」「軽量カップ」「プレート」は、購入後まもなくお蔵入りしましたが、「カップ」「スプーン(の一部)」「保冷剤」は、半年以上たった今でも使用しています

カップは、ちょっとした野菜や果物を盛り付けるのにサイズ感が便利です。

スプーンは、1本はカビて(?)しまったのですが、2本は現役です。市販されているフィーディングスプーンは、さじの部分が小さめのものが多いのですが、リッチェルの離乳食スタートセットに付属しているスプーンのさじの部分は大きめなので、食べる量が増えてから重宝しました。

おにぱん

子供が食事中、私の持っているスプーンを欲しがるので、数を稼げていることもありがたいです。

このように、いまでも活躍しているパーツはあるのですが、私の使い方だと、本来リッチェルの【トライシリーズND離乳食スタートセット】がメリットとうたっていることをまったく活用できていないので、購入しなくても何とかなったな…というのが正直な感想です。

離乳食用に意外と使いやすかった!手持ちの食器ご紹介

自宅にいただきもののナルミの食器が眠っていたのですが、これが離乳食初期~いまに至るまで大活躍しています。

メリットは次のとおりです。

メリット
  • 食洗機対応(プラスチックのように吹き飛ばないのでいい)
  • 電子レンジ使用可能(大きさがほどよいのでまず吹きこぼれない)
  • サイズ感がちょうどいい
  • 重ねて収納しやすい

デメリットは、陶器なので子供の手にわたると危ないということでしょうか。なので、手づかみ食べには別の食器を購入しましたが、離乳食初期はこれだけあれば十分でした。

▼柄物が苦手な方には、ホワイトもおすすめです。

そのほかに検討したもの

さいごに、私がリッチェルの【トライシリーズND離乳食スタートセット】のほかに検討した商品について、ご紹介します。

①ディモワ マママンマプレートセット

はじめて見たとき、「なんてかわいいんだ!」とひとめぼれでした。

買いたかったのですが、離乳食初期に必要なボウルタイプの器が付属しておらず、別途用意しなくてはいけなかったので、使い勝手を考えてあきらめました。

幼児食用なのか、もう少し大きい子用の食器がディモワから出ていたので、その段階で買うのもいいかなぁと思っています。

②キッズディッシュ

こちらもひとめぼれでしたが、やはり離乳食初期には向かないので、買うとしたらもっと大きくなったらかなぁと思っています。食洗機に入れにくそうな形状であることも、少し迷いどころです。

③リッチェル トライシリーズベビー食器セット

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こちらは、同じリッチェルのトライシリーズであることもあり、使い勝手はかなりよさそうでしたが、離乳食初期に必要なボウルタイプの器が少なく、やはり離乳食初期のことだけ考えれば【トライシリーズND離乳食スタートセット】のほうがよさそうだったので、やめました。

④コンビ ベビーレーベルステップアップ食器セットC

③と同じく使い勝手はよさそうでしたが、離乳食初期に必要なボウルタイプの器が少なく、やはり離乳食初期のことだけ考えれば【トライシリーズND離乳食スタートセット】のほうがよさそうだったので、やめました。

⑤スケーター離乳食小鉢4個セット

こちらはリッチェルの【トライシリーズND離乳食スタートセット】と同じく、離乳食初期に使いやすい小さなボールタイプの器が複数入ったセットで、迷ったのですが、

  • リッチェルと比べて収納しにくい。
  • リッチェルのほうがスプーン、プレート、クールシート、計量カップがついているので、機能面ですぐれている。
  •  器の色と食材の色を合わせにくいという口コミがあった。

これらのことから、リッチェルを選びました。

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この記事を書いた人

大福のような女の子(3歳)と男の子(1歳)を育てている30代薬剤師ママです。前職は「本が好き」という理由から、小さな出版社で編集者をしていました。子供も親も、なるべく笑顔でいられるような子育てを心掛けています。

手作りおもちゃ/知育玩具レンタル/ディズニー英語システム(DWE)/乳幼児の安全対策/賃貸暮らしを快適にするアイデアなどについて発信中です。

どなたかのお役に立てましたらうれしいです。

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