米を食べない1歳児。時間が解決してくれるまでに試した方法

米を食べない1歳児の対策・レシピアイデア

現在2歳を過ぎた娘は、いま思うと1歳半~2歳までのあいだがとくに、食べムラがひどかったです。

朝・昼まともに食べてくれず(なぜか夜はわりと食べた)、プチダノンしか食べない、バナナしか食べない、ということがたびたびありました。

とくに食べなかったのが「米」で、完全に拒否されたり、食べても2~3口だったり…(そもそも「パン」は離乳食が始まって以来「吐き出す」ばかりで飲み込んだことがありませんでした)。

おにぱん

食べてほしいのに食べてくれないことにイライラし、食事の時間が本当にストレスでした。

時間が過ぎてみてわかったことは「時間が解決してくれる」ということ。娘の場合は、2歳になる頃、気が付けば米を食べるようになっていて、自分から「こめ!!」とリクエストするまでになりました。

なので「米を食べない」場合は「いつか食べるようになるだろう」くらいの気持ちでかまえていればいいのだといまでは思いますが、それでも当時は栄養面が気になってしまい、なんとか食べさせようとあれこれ対策していました。

この記事では、米を食べない1歳児に、なんとか米を食べさせることに(わりと)成功した方法をご紹介しています。

おにぱん

個人差があるかと思いますので、ご参考までにお読みいただければ幸いです。

目次

娘の食べない状況と、1歳半検診で相談した結果

離乳食の始まり~1歳半頃までは、ほとんどベビーフードで過ごしてきました。

一時は手作りしていましたが、手作りしたものはほとんど食べません。ベビーフードなら少しは食べたので、いつのまにか手作りすることはほぼなくなっていました。

それが、1歳半が近づくにつれて、ベビーフードも拒否。

「やわらかいもの」を食べなくなることもあると聞いて、その頃から、「軟飯」「ベビーフード」(離乳食)を卒業し、大人と同じ「白米」を食べさせるようになりました。おかずも、大人の食事から取り分けて与えるようになりました。

娘の場合、夜ごはんはわりと食べてくれましたが、朝・昼に関しては、まともに食べませんでした。

  • プチダノンしか食べない
  • バナナしか食べない
  • 「米」は食べずに、おかずだけ食べる
  • パンはいっさい食べない
  • うどんは食べる
  • そもそも椅子にじっとして食事しないので、1時間くらいかかる

こんな状況だったので、1歳半検診のときに保健師さんに相談したところ、返ってきたのは、

2~3日の単位で栄養が摂れていたら大丈夫!

という言葉でした。わかるような、わからないような、という感じでした。

知人も同じような食べムラ問題について相談したところ、「3歳頃までは食べないのは当たり前。気にしないで!」というような返事をもらったそうです。

が、親としては栄養面のことが不安です。

米を食べない1歳児に米を食べさせるために試した方法

娘の場合は幸いなことに「うどん」は食べる率が高かったので、肉と野菜をのせたうどんを毎食与えたら栄養は摂れそうですが、親の主食は「米」。なので、毎食うどんを用意するのはちょっと面倒…。

少しでも娘に「米」を食べさせるために、次のような対策をしました。

①米に味をつける(ふりかけ・カレー・ドリア etc.)

まず試してみたのは、「米に味をつける」方法です。

幼児用のカレーをかけてみたり、幼児用のドリアソースをかけてトースターで焼いてみたり、ふりかけを混ぜてみたり。

大当たりという方法ではありませんでしたが、気が向けば食べてくれました。ふりかけに関しては当たり外れがありましたが、なかでも評判のよかったふりかけは、次の2つです。

タナカの無添加ふりかけは、ふりかけにありがちな人工的な感じがなくて、大人が食べてもおいしかったです。「梅かつお」「鰹」「たまご」「小魚」「海苔」の5種類が入っていますが、娘がとくによく食べたのは「海苔」味でした。

ごはん・米を食べない1歳児が食べたレシピ・メニュー:ふりかけおにぎり
「海苔」味のふりかけで作ったおにぎり

また、夫が「なんとなく抵抗がある」というので、娘2歳になるまで試さなかった「味噌汁かけごはん」も、米に味をつける方法のひとつとして、もしかしたら効果的かもしれません。周りのお母さんたちは子供に米を食べさせるために、よくやっているようでした。

②おにぎりにする

次に試したのは、ふりかけなどで味をつけたごはんを用いて「おにぎりにする」方法です。

ふりかけだけでは食べないときも、形がおにぎりになっていると、なぜか食べてくれました。

振るだけで簡単に一口大のおにぎりを作ることができる、「おにぎりメーカー」を買いました。

③子供におにぎりを作らせる

「おにぎりにする」方法は、一時うまくいっていました。

が、娘の興味が次第に「おにぎりメーカー」のほうに向けられるようになりました。

というのも、おにぎりを作るためにフリフリすると、カタカタと音が鳴るんですよね。キッチンでカタカタしていると、娘がやってきて、「よこせ」とばかりに激怒するようになりました。

おにぱん

そうなるともう、ごはんを食べるどころではありません。

遊び始めると面倒なので悩みましたが、試しにおにぎりメーカーを渡してみると、娘なりにカタカタ。

ごはん・米を食べない1歳児が食べたレシピ・メニュー:おにぎり
娘と一緒に作ったおにぎり

「おにぎりできたかな~?」と一緒に開けて、出てきたおにぎりをあげてみると、私が作ったときよりもよく食べていました。

食育っぽくて、親としては気に入っていた方法でしたが、おにぎりメーカーへの執着が強すぎていまではおもちゃ箱へ…。おにぎりメーカーとしてはしばらく使っていません。

④雑炊にする

おかずに関しても食べムラのある娘ですが、そんな娘がよく食べるのが、「水炊き」です(魚と肉はほとんど食べないので、タンパクは豆腐で補っていました)。

おにぱん

一時は週2~3回の頻度で作っていました。

ごはん・米を食べない1歳児が食べたレシピ・メニュー:水炊きの〆雑炊

鍋の素などは使わず、昆布や出汁パックのみで出汁をとった、シンプルな味付けです。

この味が娘にとって好みらしく、〆を雑炊にすると、米一粒も残さないような勢いで、よく食べました。雑炊にすると、スプーンですくいやすいので、自分でスプーンを使ってパクパク食べていました。

⑤それでも食べないときは

保健師さんに言われた、

2~3日の単位で栄養が摂れていたら大丈夫!

の言葉を頭の片隅に置きつつ、米を食べさせるために試行錯誤していましたが、ほかにも娘の食事への意欲を上げるために、「食器を買い替える」「本物の野菜に触れる」ことも試してみました。

食器に関して、それまでは大人用の食器で代用していましたが、子供用の食器に買い換えました。我が家は「生協の宅配パルシステム」で子供用のプレートを買いました。

ごはん・米を食べない1歳児のために買い換えた食器

3つのスペースに分かれていて、それぞれ太陽・月・星が描かれています。2歳頃に娘の「太陽」「月」「星」への興味が増してきたこともあって、「太陽さんいるかな~?」「これを全部食べたらお月様のお顔が見えるよ!」などと声かけすることで、娘の食べる意欲が増した印象です。

おにぱん

買ってよかった!

(アンパンマンや動物など、ほかの子供用食器でも同じ方法が使えるかと思います)

また、無農薬野菜を取り扱う食材宅配サービス「ココノミ」を利用して、娘に「絵本」ではなく「本物の野菜」に触れさせてみました。

ごはん・米を食べない1歳児のために導入した食材宅配サービスココノミ

「本物の野菜」に触れることで食べる意欲が増したかとか、食育につながったか、とかは正直なところよくわかりませんが、「ココノミ」の野菜は単純においしかったので、娘はよく食べていました。

おにぱん

久しぶりに、完食してピッカピカになったお皿を見ることができました…!

それでも食べない日が続いたときは、グラタンやうどんをはさむことで、栄養のバランスをとっていました。

「食べない」は時間が解決してくれた

娘が「食べない」ことに当時は本当に悩み、イライラし、食事の時間が憂鬱で、ストレスでしかありませんでした。

それが娘2歳を過ぎたいま、(いまでも食べムラはありますが)当時に比べるとずっと食べてくれるようになり、もぐもぐと食べ物を頬張る娘を眺め、幸せを感じられるほどに、心のゆとりを持てるようになりました。

「米」は食べないと困ると思い、このような試行錯誤をしていましたが、ほとんど試行錯誤をせず、離乳食が始まってからおよそ1年半をかけて「時々あげる程度」だった「魚」や「パン」も、少し咀嚼しては吐き出し、飲み込んだことがなかった状態から、いまでは自分から「ほしい!」とリクエストするまでになりました。

おにぱん

「魚」「パン」を食べるようになったのは、ここ数日間のできごとです。ランチに私が食べていると、自分のうどんを差し置いて「パン食べる!」と手を差し出すようになりました。

繰り返しになりますが、時間が過ぎてみてわかったことは

時間が解決してくれる

ということ。しかも、それほど長い時間ではないと思います。

だからこそ、かつての私のように子供の食事の時間がストレスでしかないと悩んでいる方がいたら、「いつか食べるようになるから大丈夫!」とお伝えしたいし、気楽にかまえていただきたいなと思います。

すべての子育て中の方におすすめしたい腸内細菌の大切さ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大福のような女の子(5歳・ASD)と男の子(2歳)を育てている30代薬剤師ママです。前職は「本が好き」という理由から、小さな出版社で編集者をしていました。子供も親も、なるべく笑顔でいられるような子育てを心掛けています。

手作りおもちゃ/知育玩具レンタル/ディズニー英語システム(DWE)/乳幼児の安全対策/賃貸暮らしを快適にするアイデアなどについて発信中です。

どなたかのお役に立てましたらうれしいです。

コメント

コメントする

目次