我が家の2歳0ヶ月になる娘には「まねっこブーム」が到来中です。
洗い物をしたり、掃除機をかけたり、モップ掛けをしたり…。
キッチンを買ってあげたら喜ぶかなと思いましたが、買おうとするとけっこうお高いですよね。
そこで、今回は100均の材料で作れる、段ボールキッチンを作ってみました。
個人的にはキャラクターもののおもちゃってあまり好きではないのですが、キャラクターがあるだけで娘の食いつきが格段に上がるので、今回はアンパンマンの力を借りることにしました。
段ボールキッチンの材料
- 段ボール
- ガムテープ・セロハンテープ
- リメイクシート
- ワイヤーラティス
- ネット用フック
- ボウル
- アルミホイル
- (アルミホイルやラップなどの)芯
- (蛇口から水が出ているようにしたい場合)スズランテープ
- ペットボトルのフタ(コンロ・水道のスイッチ用)
- 紐(オーブンの取っ手用)
- 糸など(ワイヤーラティスを段ボールに固定する用)
- フェルト・画用紙などお好みの装飾
▼一部写真あり
リメイクシートは「なんとなく」で4本買いましたが、実際に使ったのは2本と3本目ちょっとだけでした。
材料の下7つはアレンジ自由です。
たとえば、私は水道の蛇口を「アルミホイル+芯+スズランテープ」で作りましたが、ネット上では「傘の柄」「ポンプ容器のポンプ部分」などで代用しているアイデアも見かけました。
また、私はフェルトでアンパンマンなどの装飾をしましたが、画用紙や折り紙、イラストなどで装飾してもOKです。
段ボールキッチンの道具
- カッター
- はさみ
- ペン
- 目打ち
- コンパス
- ボンド(多用途)
今回はペットボトルのフタの接着作業があったので、下記の多用途ボンドを使用しました。
これ1本でもOKですが、節約のためにフェルトの接着には100均の木工用ボンドを使用しました。
段ボールキッチンの作り方
段ボールキッチンの作り方を書くにあたり、各部の名前は次のように設定しました。
①土台
用意した段ボールを切り貼りして、お好みのキッチンの大きさ・形になるように、土台を作ります。
あとでリメイクシートを貼るので、見た目はきれいでなくて大丈夫です。
今回はamazonの箱(微妙なサイズ違い)2つと、下敷きとして入っていた段ボール3枚ほどを使いました。
段ボールで土台を作ったら、リメイクシートを貼ります。
多少シワが寄っても、完成すると意外と気になりません。
②棚
棚にワイヤーラティスを合わせて、固定したい場所にペンで印をつけます。
私はワイヤーラティスの四隅に印をつけました。
印をつけたところに目打ちで穴を開け、糸を通し、背面で結んで固定します。
最初は結束バンドを買おうかと思っていましたが、家にあった太めの糸で代用できました。
固定したワイヤーラティスにお好みでフックやカゴなどを引っかけて装飾します。
棚の上部には、2色の楕円形に切り取ったフェルトをボンドで固定して装飾します。
③シンクとコンロ
シンクは100均のボウルで作りました。
ボウルの内径に合わせてコンパスで円を描き、カッターで切り取り、ボウルをはめ込みます。
コンロはフェルトで作りました。
黒い丸×1、黄色い細長いパーツ×6をフェルトで切り取り、ボンドで固定します。
④オーブン
オーブンの扉を作りたい場所を、カッターで切り取ります。
切り取った段ボールの大きさに合わせて、フェルトを2枚切り取ります。うち1枚をボンドで段ボールに固定します。その状態で段ボールが露出している面を、ガムテープでキッチンの土台に固定します(写真中段左)。
段ボールが露出している面にもボンドをつけ、フェルトを貼ります。
取っ手を付けたい場所に、目打ちで2ヵ所、穴を開けます。
目打ちで穴を開けた場所に紐を通します。裏側で結んで固定します。
⑤蛇口
蛇口はアルミホイルと芯で作りました。
まず、キッチンのシンク付近に、芯を合わせてボールペンで型をとります(写真上段右)。型に合わせてカッターで切り取ります。
次に、芯を適当な長さで2つにカットし、短いほうに切込みを入れて内側に曲げこみ(写真中段右)、2つを合体させて蛇口の形にします(写真下段左)。
これだけでもいいのですが、「水が出るようにしたら面白いかな?」と思いつき、スズランテープをなかに通しました(写真下段右)。
芯にアルミホイルを巻いて、セロハンテープで固定します。
蛇口の上に出ているスズランテープを切り裂き、下に出ているスズランテープには糸を縛り、ボンドで固定します(子供がスズランテープを引っ張り出したときに戻せるために糸を付けましたが、糸のほうを引っ張ってテープが抜けたときには、どうしようもありません)。
キッチンに差し込んで完成です。
水道のスイッチは、ペットボトルのフタにフェルトを貼ったものを、ボンドで固定しました(写真下段右)。
⑥そのほか装飾
コンロのスイッチも、水道と同じように、ペットボトルのフタにフェルトを貼って作りました。コンロは1つなので、スイッチも1つでOKなのですが、見た目が寂しいかなと思い、2つ付けました。
「強火」と「弱火」の設定ということで…。
プラスチックの接着になるので、固定には多用途ボンドを使用しました(写真上段)。
また、アンパンマンの顔のパーツをフェルトで切り取り、ボンドで固定してオーブンの扉に貼りました。
アンパンマンだけだと少し寂しかったので、あとから☆パーツを足しました。
完成!
このような形に完成しました。
ほとんど家にあるもので作ったので、新たに100均で買ったのはリメイクシート×3本、ワイヤーラティス、フック、ボウルの6点で、計600円の材料費で済みました。
使用しているフェルトは6色なので、これから買いそろえる方は+600円、もしフェルトでなくて画用紙でOKという方は+100円で済みます。
フライパン、フライ返し、お玉などはもともと家にありましたが、すべて100均でそろえました。
段ボールキッチンで遊ぶ子供の反応
完成した段ボールキッチンを見て発した第一声は、
ばいきん(※「ばいきんまん」のこと)、いない!
でした。
ばいきんまんを作る気力が残ってなかったんだよね…。
ほかにも、オーブンの扉の開け閉めがスムーズでないこと、コンロのスイッチが回転しないことに不服そうな様子を見せていましたが、徐々に遊んでくれるようになりました。
「フライパンで料理をする」概念は娘にはないらしく、シンクのボウルを使って料理しています。
我が家では小さい子供でも使えるというクレヨンを使っているのですが、
これを食べ物に見立てて、ボウルで混ぜ混ぜして、オーブンに入れるという遊びをよくしています。
実は、「まねっこブーム」のほか、最近、私が夕飯の準備をしようとキッチンに入ると号泣するようになったことも、段ボールキッチンを作るきっかけのひとつでした。
段ボールキッチンを作ることで、
私が料理をしているときに、近くで一緒に料理をしながら、ごきげんに待っていてくれないかな…。
という目論見がありましたが、若干成功しました。その日の気分によっては一緒に料理をしてくれるので、わりと平和に夕飯の準備をすることができます。
手作りに比べてお値段が10倍以上高いですが、やはり市販のキッチンおもちゃもすてきです…。
クリスマスや誕生日など、特別な機会に買ってあげたいおもちゃ候補です。
コメント