1歳7ヶ月になる娘は、子育て支援室ではじめて「クレヨン」に触れたことをきっかけに、すっかりお絵描きに夢中になってしまいました。
家では、冷蔵庫の扉にびっしりとお絵描きしたのがはじまりで、その後はさまざまな家具にお絵描きするようになり、そのお絵描きは壁紙にまではみ出すようになってしまいました…!
賃貸暮らしである我が家はあわてて、壁紙に落書きされないよう、対策を考えることになるのですが、
壁に描いてもいいように、ホワイトボードで覆えばいいんじゃない?!
と思いつきました。
いろいろと調べると、壁紙一面をホワイトボードにでき、しかもマグネットをくっつけることもできるコクヨの「ピタボ」が魅力的でしたが、でこぼこのある壁紙に設置するには少し工夫が必要だったのと、コストの関係であきらめ、代わりに60×90cmの大きなホワイトボードを壁掛けすることにしました。
我が家が選んだのは、プラスのホワイトボードです。
お絵描き目的で購入したホワイトボードですが、マグネット遊び、もう少し成長してからの予定管理など、いろいろな用途に活用できそうです。
この記事では我が家が購入したプラスのホワイトボードの特徴、ホワイトボードの活用方法、ホワイトボードで使えるおもちゃ&便利グッズなどをご紹介しています。
▼壁紙に描かれてしまった落書きを消したときの話はこちらです。
プラスのホワイトボードの特徴
我が家は、プラスのホワイトボードを購入しました。さまざまなサイズ展開がありますが、選んだのは60×90cmです。
プラスのホワイトボードの特徴は次のとおりです。
- サイズ:60×90cm
- 質量:2140g
- 付属品:ペントレイ(はめ込み式)、イレイサー1個、マーカー黒1本、吊り金具2個
- マグネット使用可
- 縦横どちらでも設置可能
- アルミフレーム仕様
付属品のペントレイは、ホワイトボードの下部にはめ込んで使用します。
イレイサー1個と、マーカー黒1本が付属していましたが、マーカーは使用初日にフタを開けたまま放置したため乾いてしまいました。
100均で代わりとなるホワイトボード用黒マーカー、カラーマーカーを購入しました。
また、吊り金具2個(ホワイトボード側に取り付けて、フックなどにひっかけるための「穴」のほう)が付属していますが、壁などに取り付ける「フック」(もしくは受けネジ)のほうは付属していません。
フックは100均で穴の跡が目立たないタイプを購入しました。
取り付けは、特別な工具などの必要なく、簡単にできます。
(詳細は後述しますが)あらかじめ、ホワイトボード設置予定の壁などにフックを取り付けます。ホワイトボード側に吊り金具2個をはめ込み、フックにひっかけたら完成です。
おすすめポイント①サイズ
プラスのホワイトボードは、60×90cmというたっぷりとしたサイズです。
60×90cmあると、子供がのびのびとお絵描きをしても、スペースが余るくらいです。100均の小さなホワイトボードを使っていたときよりも、お絵描き、マグネット遊びともに、よりダイナミックになりました。子供も断然楽しそうな様子です。
90×120cmというさらに大きなサイズもあります。ここまで大きなサイズのホワイトボードは、他メーカーではなかなかありません。
おすすめポイント②金属フレーム
プラスのホワイトボードはアルミフレーム仕様です。
アルミフレームは、「やや重い」というデメリットがありますが、「汚れを落としやすい」というメリットもあります。
実際に、子供がお絵描きする様子を見ていると、頻繁にフレームにはみ出します。
このようにフレームにマーカーで描いてしまっても、水やアルコールで湿らせたティッシュで拭き取れば、簡単に汚れを落とすことができます。
ちまたでおすすめされているのは、同サイズでプラスよりもずっと安いニトリのホワイトボードですが、ニトリのホワイトボードは木製フレーム(パイン材)です。おそらく、フレームに描いてしまったマーカーの汚れは簡単に落ちないのではないかと思います。
正直、安さに惹かれてニトリのホワイトボードと迷いましたが、「きれいな状態で長く使える」という点では汚れを落としやすいプラスのホワイトボードにして正解でした。
おすすめポイント③取り付けが簡単
取り付け方法は簡単4Stepです。
- 壁面の所定位置(左右2ヵ所)に受けネジを水平に取り付ける
- ホワイトボードに吊り具を取り付ける
- ペントレイをホワイトボードに取り付ける
- 吊り具を受けネジに取り付ける
ホワイトボードの取説には、上のように「受けネジ」を使う方法が書かれていて、このように取り付けようと思うと「受けネジ」と「ドライバー」を用意しなければならないうえ、壁に穴をあけることになるので、とくに賃貸暮らしの方には向きません。
我が家では、「受けネジ」の代わりに、100均で入手できる穴の跡が目立たないタイプの「フック」を使用しました。フックは、(画鋲よりも細いくらいの)細い針を、硬貨などで押し込むことで壁に固定できるため、ドライバーの必要はないし、壁に大きな穴をあけることもないのでおすすめです。
ここでもニトリのホワイトボードとの比較になりますが、ニトリのホワイトボードの場合、キリなどで木製フレームに穴をあけてからヒートンをねじ込む必要があり、少々手間です。
プラスのホワイトボードの場合、フレームにある「吊り具挿入口」から吊り具をフレームの溝に挿入するだけなので、簡単です。
ホワイトボードを取り付けるときの注意
①取り付け高さを調節することで、スペースを有効活用できる
ホワイトボードを壁に取り付ける前に、我が家ではしばらくのあいだ、壁に立てかけて使用していました。
この状態で、子供が遊ぶ様子を観察していたところ、子供の腰より下はまったく活用されていないことがわかりました。
そこで、壁に取り付けるときには、上部を「子供が立った状態で手を伸ばしたときにペンが届くギリギリのライン」に合わせたところ、ホワイトボードの上下左右、すべての面が有効活用されています。
取り付け位置によっては十分に活用されない無駄なスペースができてしまうかもしれないので、お子さんの様子を見ながら取り付け位置を決めることをおすすめします。
②はみ出し対策として、壁に保護シートを貼るといい
子供のお絵描きは、勢い余ってフレームの外に飛び出してしまうことがたびたびあります。
ホワイトボード用マーカーの場合、壁紙に描いてしまっても比較的落としやすいとは思いますが、心配な場合は、壁紙保護シートを周囲に貼ると、より安心です。
お絵描きだけじゃない!ホワイトボードを子育てに活用する方法いろいろ
次に、お絵描きをはじめ、ホワイトボードを子育てに活用する方法を5つ挙げてみました。
1歳7ヶ月の娘の活用方法はおもに「①お絵描き」と「②マグネット遊び」ですが、もう少し大きくなったらほかの使い方にも応用するつもりです。
①お絵描き
1歳7ヶ月の娘は、まだ「何かを描く」といった感じではなく、いろいろな色のペンで、ぐるぐると描きなぐる感じです。
はじめはホワイトボードに付属していた黒マーカーだけを使っていましたが、
カラーマーカーを導入すると、さらに楽しそうに遊ぶようになりました。イレイサーで描いたものを消すことも楽しいみたいです。
さらに、お絵描きは家族のコミュニケーションツールとしても役立っています。
たとえば、娘が青色マーカーで何かを描き始めたら、私が物語をつけながら、マーカーで描き足していきます。
(青色マーカーに対して)わー、雨が降ってきたね。(マーカーで描き足しながら)風ビュービュー、雷も鳴ってるよ!
今度は、雨がやんで、太陽が出てきたよ。そしたらお花が咲いたよ。お花のまわりにはちょうちょが飛んでるよ。
みたいな感じです。子育て支援室で、保育士さんが同じようなことをやっていたので、家庭にも取り入れてみました。
また、うちの夫は「自分が楽しくない遊びはできない」などといって、娘と(おままごととか)おもちゃで遊ぶことをあまりしてくれないのですが、お絵描きは自分自身も楽しめるようで、一緒に遊んでくれます。
下は、夫がリアルなライオンとパンダを描き、私がアンパンマンみたいなものを描き、娘がマグネット遊びをして、カオスとなったホワイトボードです。
②マグネット遊び
マグネット対応のホワイトボードなら、マグネット遊びにも大活躍です。
とくに娘がはまっているのは、フランスのおもちゃブランド「ジェコ」の木製マグネットです。
こちらのおもちゃは1歳の誕生日プレゼントにもらったものなのですが、当初はかじったりなめたりするばかり。その後、100均で小さなホワイトボードを買い、マグネット遊びをしようと思いましたが、まったく興味を持ってくれませんでした。
ところが、大きなホワイトボードに私がためしにくっつけてみると、「面白い!」と思ったようで、いまでは毎日のように貼ったり、はがしたりして遊んでいます。
12種類の動物が、2つのパーツに分かれているので、上下をくっつけるパズルのようにして遊んだり、あえて別の種類の動物を合体させて不思議な動物を作って遊んだりできるそうです。
よくマーカーで落書きされてしまいますが、ホワイトボード用のマーカーならば、すぐにアルコールなどで拭き取れば、絵柄を落とすことなく、落書きだけ落とすことができます。
1歳7ヶ月の娘には、動物の上下をくっつけることはまだ難しいようですが、「同じ動物のパーツ」ということはなんとなくわかるらしく、下のように、近くに配置できるようになってきました。
ジェコの木製マグネットで遊ぶようになってから、以前に比べたらびっくりするほど、動物の名前を覚えるようになりました。
「カエルさんどこ?」と聞くと、指をさしたり、はがして持って来たりするようになったし、(ワンワンよりも先に)「ヤギ」といえるようになりました(笑)。
マグネットおもちゃとして有名な「マグ・フォーマー」は対象年齢3歳~とされていますが、もっと小さなお子さんが、手にとって眺めるだけでもきれいだし、ホワイトボードにぱっちんぱっちん貼って、並べて、はがして遊ぶだけでも、十分に楽しめるのではないでしょうか。
③タングラム
タングラムとは、三角形や四角形などのパーツを用いて、さまざまな図形を作るパズルあそびです。
「図形感覚が身に付く」と、知育にいいとされるアイテムです!
市販品では、マグネット対応のものと非対応のものがありますが、マグネット対応のものを選べばホワイトボードで遊ぶことができます。
④スケジュール管理
あらかじめスケジュール表が印刷されたタイプのホワイトボードがあるように、簡単に書いたり消したりできるホワイトボードはスケジュール管理にぴったりです。
年長~小学生くらいのお子さんでは、次のようなスケジュールボードを、ホワイトボードで自作してみるのもいいと思います。
こちらの口コミでは、
可視化することで次にやることがわかり、親としてもできていないことへの声かけがしやすいです。おかげでうっかり忘れ物をすることがかなり減りました。
amazonの口コミより引用
といったように、「可視化」「見える化」で子供にとっても親にとっても役に立っている、といったものを多く見かけました。
もう少し小さなお子さんでは、次のようなマグネットをホワイトボードで活用することで、「時間の感覚を身に付けること」や、「自分のことを自分でする習慣作り」に役立つのではないかと思います。
保育園や幼稚園に通うお子さんでは、次のようなマグネットで忘れ物チェックをするのもいいですね。
⑤学習ツール
ホワイトボードは、学習ツールとしても大活躍です。
小さなお子さんでは、次のような「アルファベット」「数字」「ひらがな」「カタカナ」のマグネットで楽しく遊びながら、学ぶことができます。
さらに、ホワイトボードならば、マグネットの文字を見ながら、まねして書いて、消して、書いて、と繰り返すことができるので、「読み」だけでなく、「書く」ほうの学習にも役立ちます。
子供がもっと大きくなってからは、たとえば宿題を見てあげるときに、ホワイトボードを使って、黒板風に解説してあげるのも面白そうです。
さいごに
娘がお絵描きに目覚めた当初は、水で描いて消せるお絵描き専用のおもちゃを買おうか迷いましたが、ホワイトボードの汎用性を思うと、ホワイトボードにして正解だったと思います。
注意点としては、対策をしないといろいろなところが汚れることです…。
とくに、ホワイトボードの活用方法を調べてみると、子育て中ならではのアイデアがいっぱいあることがわかりました。娘が成長する過程でいろいろ試してみたいと、いまから楽しみです。
ホワイトボードにはさまざまなサイズがありますが、せっかくなら思いっきり描ける・遊べる「大きめサイズ」のホワイトボードがおすすめです。
▼ドイツ製、ペン先が乾きにくい、芯粉がでにくいと評判のホワイトボード用マーカーはこちらです。
コメント