よく叫ぶ11ヶ月赤ちゃん。私たち大人の反応を反省した、保育士さんのすてきな声掛け

よく叫ぶ11ヶ月赤ちゃん

現在、生後11ヶ月になった娘ですが、あいかわらずよく叫んでいます。

この記事では、娘が大きな声で叫んだときに、私たち大人が無意識にしていたこれまでの反応を反省するきっかけとなった、ある保育士さん(子育て支援センターで出会いました)のすてきな声掛けについて書いてみました。

赤ちゃんの叫び声に困っているお母さんの、少しでも参考になりましたら幸いです。

目次

生後7ヶ月赤ちゃんの頃からよく叫んでいた娘

うちの娘は生後7ヶ月の頃に「叫ぶ」という能力(?)を獲得して以来、よく叫ぶようになりました

「赤ちゃんが叫ぶ」ということについて、行政の育児相談で相談したり、ネットで調べたりしましたが、「赤ちゃんはそういうもの」「心配いらない」という回答でした。

でも、娘の場合は、「叫ぶ」という能力であそんでいるというよりは、明らかに何かを訴えているというか、いつも不機嫌そうに怒っているように見えました。ですが、原因がわからないため、1日中叫び声を聞いている私のほうが参ってしまいそうな時期もありました。

その後、叫びは少し落ち着いてきて、生後9ヶ月頃からは「マママ」「バババ」「パパパ」などの喃語も出るようになり、無駄な心配だったかなと安心していた矢先、また少し前から叫ぶようになってしまいました。

癇癪? 原因がわかることもあれば、わからないこともある

生後10ヶ月の半ば頃から、それまでよく出ていた「マママ」「バババ」「パパパ」といった喃語が出なくなり、「泣く」以外の発声の半分くらいが叫び声になってしまいました・・・。

たとえば、離乳食で生臭い魚をあげてしまったときや、あそんでいたもの(たとえばマグのストローとか、誤飲の恐れがあるもの)を取り上げたときなどは、すごく怒って、「あー!!」「きゃー!!」と叫び、癇癪のような状態になります。

ほかにも、眠いとき、おなかが空いているとき(このときは叫ぶよりも泣くことのほうが多いです)、夫がコーヒー豆をひいているとき(音が気に入らないのだと思います)、にもよく叫びます。

こうしたときはまだ理由がわかるのですが、

  • パクパクと食べていた離乳食の途中
  • ごきげんであそんでいた次の瞬間

などに突然、顔を真っ赤にして叫びだすことがあり、これは何が気に入らないの? とわからなくなってしまいます。

娘の叫びに対して、私たち大人がしていた反応

とにかくよく叫ぶ娘に対して、私たち周囲にいる大人の反応は以下のようなものでした。

母親(私)

娘と一緒にいる時間が一番多い私は、娘が突然叫んだとき、

「わー!! びっくりした!」「わっ、どうしたの?!」

などと声をかけることが多いです。

たぶん、そのときの私は、余裕のない表情になっていて、娘の叫びがさらに続くと、反応すらしなくなります。

父親(夫)

「すごいな・・・」「こいつ、大丈夫か・・・?」

などと、圧倒された感じで、思わずつぶやいています。

気持ちはわかるのですが、もし娘が言葉を理解できていたとしたら、自分のことを「大丈夫か」なんていわれたら傷つくだろうなとは思います。

祖父母

祖父母を前にして叫ぶことはあまりないので、直接的な声掛けはされていません。

ただ、写真・動画共有アプリ「みてね」で娘の叫び動画をのせると、やはり圧倒されているようです。

私の両親も、夫の両親も、口々に「あんたたちが赤ちゃんの頃はこんなに叫ばなかった。自己主張が強いというか、頑固になるね!!」といっています。

ある日、連れて行った子育て支援センターで、保育士さんにいわれた言葉

そんななか、ある日、はじめての子育て支援センターに娘を連れて行きました。

実は、4~5ヶ月ほど同じ子育て支援センターに通っていたのですが、下の記事に、子育て支援センターのデメリットとして(半分、グチる気持ちで・・・)書いたように、職員の方の対応に悲しくなり、別の子育て支援センターに通ってみようと思い立ちました。

これまで通っていた子育て支援センターでは、人見知りの娘が泣き出したり、大きな声で叫んだりすると、職員さんに、

「なんで泣いているの?」「そんな大きい声出るんだ」

と、なんというか、平坦な感じでいわれ、(もっと低月齢の子でもおとなしく遊んでいるので)まるで馬鹿にされているように感じてしまったんですよね。

それで、自宅から少し距離のある、はじめての子育て支援センターに行ってみました。

やはり、はじめましての保育士さん(職員)に出会い、娘は泣きました。私が「すごく人見知りなんです・・・」というと、

かしこいねー、かしこいねー♪

と、とてもやさしい声でほめてくださいました。

泣きがおさまると、娘は叫びました。すると、保育士さんは、

わー、いい声出るねー♪

と、何度も繰り返し、ひたすらほめてくださいました。

おにぱん

感激しました・・・。

と同時に、びっくりしたのは、なんと娘が笑っていたことです。これまで私たち夫婦以外に笑いかけたことなどない娘が、です。

おまけに、いつも家の外に出ると私の膝にしがみついて、離れようとしない娘が、私から離れ、この保育士さんの服を触ろうとし、持っているおもちゃを取ろうとし、膝に登ろうとしているではありませんか

びっくりしました。保育士さんのことが、好きなんだろうなと思いました。

そして、もしかしたら、大きな声を出して、びっくりされるでもなく、嫌がられるでもなく、ほめられた、受け入れられた、ということがなんとなく理解できたのかな、なんて思ってしまいました。

今回、保育士さんのすてきな声掛けを聞いて、これまで私たち周囲の大人がしてきた反応を反省しました。

結局、叫ぶ原因はわからないし、どうしようもないのですが、保育士さんがしてくれたように、家のなかでも、娘の叫びをひとまず受け入れる声掛けをしてみようと思えました。

よく叫んでいた娘が大きくなった現在(5歳)の様子は、Xで時々育児漫画として描いています。子育ての悩みや愚痴を吐き出したりもしています…。

おにぱん

よろしければご覧ください♪

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この記事を書いた人

大福のような女の子(5歳・ASD)と男の子(2歳)を育てている30代薬剤師ママです。前職は「本が好き」という理由から、小さな出版社で編集者をしていました。子供も親も、なるべく笑顔でいられるような子育てを心掛けています。

手作りおもちゃ/知育玩具レンタル/ディズニー英語システム(DWE)/乳幼児の安全対策/賃貸暮らしを快適にするアイデアなどについて発信中です。

どなたかのお役に立てましたらうれしいです。

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