子供が生まれてから、「モンテッソーリ教育」というものを知りました。
「モンテッソーリ教育」について、いくつか本を買って読んだなかで、一番参考になったと感じているのが『お母さんの「敏感期」モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる』(相良敦子 著)という本です。
この本のなかに、「子供のやりたがることをよく観察し、その活動をくり返しやれるようにと手作りで考えだした」という家庭でできる手作り教材が紹介されています。
我が家の娘を観察していると、2歳を過ぎたいつ頃からか、ペン先をまわしてはずすブームが始まりました。
家中いたるところで、このように分解されたペンを見かけるように…。
これはきっと「まわしたい」時期なんだろうなと思い、子供の「まわしたい」欲求を満たせるようなおもちゃを手作りしてみました。
下の本を参考にアレンジを加え、ほぼ100均の材料のみでおもちゃを手作りしてみました。
「まわしてフタの開閉をするおもちゃ」の材料
- 板 ×1
- ペットボトル ×3
- ペットボトルのフタ ×6
- ビニールテープ
- ミッフィーの人形 ×3
- カラーシール
ほとんど100均のセリアでそろえました。
ビニールテープのうち、黄色と青は100均にはない色だったので、楽天で購入しました。
フタを開け閉めするおもちゃを作るだけなら、板とペットボトルなどの空容器だけあれば形になります(ツボ型クリーム、軟膏の容器など、形が違っている容器を混ぜたほうが面白いかも?)。
今回は見た目的にもかわいらしいものを作りたかったので、ミッフィーの人形やカラーシールで装飾しました。
また、ペットボトルのフタひとつだけだと、誤飲が少し心配だったので、かさましのためにフタを追加しました。
「まわしてフタの開閉をするおもちゃ」作りに必要な道具
- 輪ゴム
- 油性ペン
- カッター
- ボンド
- シャーペン
- 紙やすり
ボンドはこちらの多用途ボンドを使用しました。
おもちゃ作りに大活躍なので、ひとつ常備しておくと便利です。
やすりはこちらを使用しました。
ペットボトルを切るときに、カッターの代わりに、「リサイクル用・分別用はさみ」を使ってもOK。サクサク切れてやみつきになるかもしれません(笑)。
「まわしてフタの開閉をするおもちゃ」の作り方
作り方は3ステップです。
- ペットボトルをカットする
- カットしたペットボトルを板に固定する
- お好みで装飾する
まず、ペットボトルをカッターで適当な長さにカットします。
もちろん、高さをバラバラにしてもOKですが、私は同じ高さにそろえたかったので、各ペットボトルに輪ゴムを巻き、横に並べ、目視で同じくらいの高さになるように輪ゴムの位置を調整しました。
輪ゴムの位置に合わせて、油性ペンで印をつけます。
印に合わせてカッターでカットします。
多少ガタガタでも大丈夫です!
カットできました。油性ペンの印が気になる方は、アルコールでふき取ると落ちます。
次に、ペットボトルのフタの誤飲がないように、かさましします。
ペットボトルのフタ2個で1セットになるように、ビニールテープで固定します(①)。
①のフタを、先ほどカットしておいたペットボトルのフタの上に、ボンドで固定します(②)。
ボンドがある程度乾いたら、ボンドで接合した箇所にもビニールテープを巻きます(③)。
お好みで、フタの上部もビニールテープでカバーします(④)(ペットボトルのフタのデザインを生かしてもOKです)。
次に、土台となる板を用意します。板の角が危ないかなと感じたので、やすりで角をとりました。
板の上に、カットしたペットボトルを並べます。
ペットボトルの縁に合わせて、シャーペンで印をつけます。
印(円形)の中心に、ボンドでミッフィーを固定します。
印(円形)の上にボンドをのせて、ボンドの上にペットボトルをしっかりと押し付けます。
ボンドが足りなかったら、外側から追加しましょう。
フタをとった状態のほうが、早く乾くかもしれません。
お好みで、ペットボトルをシールなどで装飾します。
ボンドは約1日で乾きます。
完全に乾いたら完成です!
「まわしてフタの開閉をするおもちゃ」で遊ぶ子供の反応
2歳5ヶ月となった娘は、赤ちゃんの頃から読んでいる絵本「ちいさなうさこちゃん」の影響で、ミッフィーを「あかんぼうさぎ」と呼び、慕っています。
そのため、今回おもちゃにミッフィーを使おうと思ったのですが、心配だったのは、(すでにボンドで固定したミッフィーを)「とりたい!」と言い、激怒するのではないかということでした。
一度言い出したら聞かない娘。どうなることか…。
結果は…、その心配はなく、想定した「まわしてフタの開閉をするおもちゃ」としての機能を十分に果たしていました。
はじめは、「開ける」ことは上手にできたけれど「閉める」ことは上手にできずに怒っていた娘。
でも、何度かやっているうちに上手に閉められるようになり、開けて、閉めることができたおもちゃを両手で持って、
できあがり~♪
と、とてもうれしそうな顔をして私に見せてきました。
おもちゃを作ってよかったと思いました…!
遊び方のバリエーションとしては、
- フタの開閉をする
- 開けたペットボトルの口に指を突っ込む
- はずした3色のフタを家族に配る(「きいろ、お父さんの~。オレンジ、お母さんの~」)<
などがあります。
指先の訓練にもなるし、なかなか好評なおもちゃでした。
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