1冊の絵本から始まった、植物から糸を作る体験

綿花を育てて糸を作る過程を子供と楽しむ方法

昨年の今頃、図書館で1冊の絵本と出会いました。

子供たちが何気なく手に取った絵本でしたが、読み聞かせをしながら私のほうが夢中になってしまい、シーズンがやってきたら我が家でもぜひ綿花を育ててみたい! と思いました。

初夏に種をまき、それなりに困難もあった綿花栽培でしたが、今秋、無事に綿花を収穫できました。

「種から綿を収穫して、糸っぽいものを作る」という一連の流れを子供たちと体験することができたので、その記録をまとめたいと思います。

目次

一筋縄ではいかなかった綿花栽培

5月の終わり頃、綿花の種をプランターに蒔きました。

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一袋のなかに6~7粒ほどの種が入っていたと記憶しています。数日のうちにすべてが発芽し、かわいらしい双葉がいっぱい。発芽率の高さに感激しました。

本葉が2~3枚になったら間引くといいとあったので、しばらく様子をみることに。

ですが、おかしなことに気が付きました。待っても待っても本葉が出てこない…というより、葉っぱが減っているような?!

雨が多い時期で、家の中から窓越しにプランターの綿花を観察することが多かったのですが、改めて近づいてよく見ると、芽がおそらく虫によってかじられており、頼りない茎だけになっているものがほとんど。わずかばかりの葉っぱがついているものも、2本ほどありました。

綿花がこれほどまで虫に食べられやすいとは知りませんでした。ナメクジでしょうか…。

今年の綿花栽培は失敗だったかとがっかりしつつ、最後の望みをかけて、わずかばかりの葉っぱがついた芽を2本残し、茎だけになったものを間引きました。同時に、ナメクジ対策の殺虫剤を設置しました。

タイミングよく、そこからは雨が減り、晴れの日が多くなりました。2本残した芽ががんばって成長してくれ、その生命力に驚きました。

綿花はぐんぐん成長しましたが、茎が思ったより細いので、強風で倒れてしまったこともありました。

支柱で支えたところ無事に持ち直し、8月、きれいな花を咲かせてくれました。

綿花の花

9月の半ば、花が終わったあとに実ができました。

綿花の実

今年の9月は異常気象ともいわれるほど雨ばかり。その影響なのか、綿花の葉っぱが斑になり、なんだか元気がない様子。またしても虫に食われているような痕跡もある…。

ここにきて失敗か? と心配でしたが、10月、無事に実がはじけ、コットンボールを見ることができました!

綿花の実がはじけたコットンボール

植物から、こんなにふわふわなものができあがるなんて…。

感激しながら子供たちと収穫しました。

綿花の実がはじけたコットンボール

この記事を書いている10月末でも、いまだにコットンボールはでき続けていますが、とりあえず、これだけ収穫しました。

綿花の実がはじけたコットンボール

綿花を使って子供と楽しむ方法

綿花から、スピンドルなどと呼ばれる糸紡ぎの道具を使って糸を作ることができるようです。

理想としては、糸を紡いで、機織り機などで布に仕立てることができたらよかったのですが、そこまでのお金と気力がなく…、

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我が家では特別な道具を使わずに、

  • 綿の感触を楽しむ
  • 綿から種を取り出して数を数える
  • 指で綿から糸っぽいものを作る
  • 綿と、羊毛の手触りを比較する

といったことを楽しみました。

そもそも、はじめて触る綿花。ふわふわの感触は触っているだけで心地いいです。

一つの綿花を手に取り、綿を「がく」からはずしました。綿の中には種が入っています。まずは種をはずし、一つの綿花の中にいくつの種が入っているのか数えてみることにしました。

綿花の実がはじけたコットンボールから種をはずす様子

種にはしっかりと綿の繊維が絡んでいて、子供にとっては、きれいにはずすことは難しい作業のようでした。

綿花の実がはじけたコットンボールから種をはずす様子

がんばって種と綿に分けました。綿花一つあたり、13個の種が入っていました。

綿花の実がはじけたコットンボールから種をはずす様子

次は指を使って、綿を細長く引き伸ばして糸状のものを作ってみました。

正確には方法が違うと思いますが、「こうやって綿花から糸ができるんだね~」と知育的な話をしてみたり。

綿花の実がはじけたコットンボールから種をはずして、糸をつむぐ様子

指で作った糸は弱くて簡単にちぎれてしまいます。太さを均一にするのも難しい。

丈夫な糸を作るのは大変なのだと知れたこともいい経験でした。

綿花の実がはじけたコットンボールから種をはずして、糸をつむぐ様子

小学2年生の娘は、夏休みの旅行で立ち寄った牧場で、羊の毛を洗ってきれいにする自由研究セットを購入し、体験しました。

南ヶ丘牧場オリジナル羊毛洗い自由研究セット

茶色だった羊毛が、洗浄を繰り返すうちに白くなるという過程を観察し、このときも羊の毛からきれいな毛糸を作ることは大変だ…と学んだ我が家。

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そのときの羊毛が手元にあったので、同じように見える「白くてふわふわ」な羊毛と綿ですが、どう違うのか、実際に手触りを比べてみました。

羊毛と綿の比較

上の写真で、左側が羊毛、右側が綿です。

年中と小2の子供たちがいうには「羊はざわざわ硬い感じ。綿はふわふわで気持ちいい」とのこと。

私も同感で、綿は本当にふわふわで雪のようでした。見た目も違うので、虫眼鏡や顕微鏡でよく観察してみても面白いと思います。

これからやってくるクリスマスシーズン。リースやツリーの飾りに、綿を活用出来たらいいなと思っています。

種代の数百円で、虫との闘い、生命力みなぎる花、繊細なコットンボール、糸作り…と「植物から糸を作る」までのさまざまな体験ができました。1冊の絵本から広がった世界に感謝です。

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この記事を書いた人

大福のような女の子(5歳・ASD)と男の子(2歳)を育てている30代薬剤師ママです。前職は「本が好き」という理由から、小さな出版社で編集者をしていました。子供も親も、なるべく笑顔でいられるような子育てを心掛けています。

手作りおもちゃ/知育玩具レンタル/ディズニー英語システム(DWE)/乳幼児の安全対策/賃貸暮らしを快適にするアイデアなどについて発信中です。

どなたかのお役に立てましたらうれしいです。

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