4月の下旬、子供たちとミニトマトとミニヒマワリの種まきをしました。
植物の栽培初心者だったため、初心者用の栽培キットを購入しました。
その後、

苗から育てる選択肢もあるんだ…
と気が付いて、ゴールデンウィーク中に「シュガープラム」「純あま」という2品種の苗を植えました。
これらの苗がほぼ何の問題もなく順調に成長し、収穫を迎えたのに比べ、種から育てたミニトマトのほうは、さまざまな問題との戦いでした。
それらを経て、先日無事に収穫にたどり着けたので、成長記録をまとめたいと思います。
購入したミニトマト栽培キット
ミニヒマワリと同様に、初心者向けの聖新陶芸ミニトマト栽培キットを購入しました。


種、土、プランター、肥料が含まれているため、このキットだけで栽培を始めることができます。
種は「レジナレッド」という品種のものでした。
「レジナレッド」は矮性のミニトマトで、一般的なミニトマトが大人の背丈ほどの高さにまで成長するのに比べ、こちらは草丈15~20 cmほどで、鉢植えに向いているそうです。


口コミ評価は3.7(当時)で、「芽が出ない」「実ができない」といった内容もあり、かなり心配ではありましたが、無事に収穫にたどり着けました。
後ほどご紹介するように、我が家のミニトマトは「尻ぐされ病」にかかってしまったので、予防するスプレーなどをあらかじめ買っておけばよかったと後悔しています。


ミニトマト成長記録
0日目:4月19日
栽培キットの土を袋のなかで湿らせてからプランターに移し、指で2ヶ所穴をあけ、それぞれの穴に3(~4)個ずつ種をまきました。
同じ日にミニヒマワリの種まきもしました。
黄色好きな息子はミニヒマワリ担当、赤色好きな娘はミニトマト担当…といつのまにか担当制になってしまい、そのことで後々競争心が芽生えることになりました。
6日目:4月25日


ミニヒマワリよりも2日遅れて、無事に芽が出てきました!
ミニヒマワリのほうが先に芽を出したときは、娘が激怒してしまい、私は内心、



ミニトマトが発芽しなかったらどうしよう…
と不安でしたが、無事に芽を出してくれて本当によかったです。
15日目:5月4日


その後は順調に発芽し、蒔いた種すべて芽を出したものの、徒長というのか、ひょろひょろと伸びるばかりで本葉が出てこず、日当たりが悪い? 気温が低い? と考えて、栽培場所をリビングから洗濯部屋(除湿器を稼働させているため温かく、日当たりが良い)へ移動しました。
ところが移動してすぐ、土にカビが生えてしまいました…。しばらく室内で栽培する予定でしたが、これを機に思い切って外に出すことにしました。
そのついでに、「せっかく生えてきたのにかわいそう!!」と芽に感情移入しすぎて間引くことを非常に嫌がっていた娘を「このままでは芽が成長しないから」と説得し、それぞれ1本ずつ残して計5本の芽を間引きました。



このときも娘激怒でした…
18日目:5月7日


間引いたのがよかったのか、屋外に出したのがよかったのか、すぐに本葉が出てきました。
27日目:5月16日


本葉はどんどん成長しました。
32日目:5月21日


どんどん成長し、このあたりから、成長を気にすることもあまりなくなり放置…。
朝の水やりは毎日していました。
62日目:6月20日


花が咲き、小さな実も徐々にでき始めました。
栽培キットには追肥用の固形肥料が3つ同封されていました。
説明書に、花が咲き始めた頃にプランターの隅に置くようにとあったので、詳細な日付は記録を忘れましたが、この頃に追肥も行ないました。
また、同じく説明書には花を指で揺らして受粉するとあり、初めの頃は行なっていたものの途中から忘れていましたが、我が家は屋外栽培ということもあって受粉を助けるような虫がたくさんいたので、無事に実ができました。
76日目:7月4日


実がどんどん大きくなり、ある日、見ると重さで株が横に倒れていたので、サイドを支えるように、2本の支柱を設置しました。
また、この頃に葉っぱに白い筋のようなものがあることに気が付きました。
調べてみると、通称「お絵描き虫」と呼ばれるハエの幼虫が、葉のなかを食害していることによる跡だそうです。白い筋の先端に幼虫がいるため、つぶして駆除する方法や、農薬を使用する方法などがあるようですが、我が家では被害が広がらなかったため、どちらもせずに過ごしてしまいました。
80日目:7月8日


順調に実が赤くなり始めているように思えましたが、あるとき、土の上にいくつかの実が落ちていることに気が付きました。風などの衝撃で落ちたのかな? と思い様子を見ていましたが、その後も次々と実が落ちています…。
これはおかしい…何かが起きている…と思い、落ちたばかりの実を拾ってよく見てみると、ミニトマトのおしりが紫色に変色していることに気が付きました。まだ落ちていない実のなかにも、いくつかおしりの変色したものがありました。



見た目がちょっとグロテスクで、ショックでした。
「尻ぐされ病」にかかってしまったようです。カルシウムが不足することで起きるとか。もう遅いかもと思いながらも、慌てて尻ぐされ病予防のスプレーを買い、さっそく噴霧しました。


86日目:7月14日


初収穫!
おしりが変色しなかった実が赤く色づき、無事に収穫にたどり着きました。


この日、台風の影響で苗から育てたミニトマトの別品種「シュガープラム」の木が倒れ、衝撃でなんと50個もの実が落ちて食べられなくなってしまいました。かなりのショックだったのですが、台風のなか元気に赤く色づいてくれたこの「レジナレッド」のミニトマトたちに、励まされる思いでした。
87日目:7月15日


前日に収穫したミニトマトを、サラダにしていただきました。
娘は「全部食べる!みんなにはあげない」とジャイアンみたいなことを言っていましたが、結局はみんなで食べることができました。
苗から育てた別品種の「シュガープラム」や「純あま」に比べると、やや味が薄い感じはありましたが、それよりも…娘が種を蒔いて、せっせと水やりをして育てたミニトマトが、実になって、食べることができた…ということに感慨深さを感じました。
今回の目標は「種から育てて、できた実を収穫し、食べること」だったので、いろいろありましたが、無事に目標達成です。
ただ、正直なところ味は微妙ではあったので、来年からは甘くておいしいと評判の苗をいくつか買い、栽培しようと思います。
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