子供が夏休みに入ったばかりの頃、久しぶりに実家へ行くとカブトムシがいて、父から「持って帰れ」といわれました。
話を聞くと、久しぶりに孫に会える父が、喜びのあまり張り切って、前日に知人の畑に集まったカブトムシをもらってきたそうです。
急に持って帰れといわれても、虫を飼った経験などなく、アイテムの準備もない。虫への恐怖心もある…。
けれど子供たちはカブトムシに夢中で、我が家に持って帰りたいとは思う…。
慌てて準備を進めて、なんとかカブトムシを我が家に迎えることができたので、最低限購入したものと、カブトムシがいる生活について、ご紹介できればと思います。

はじめは躊躇いがあったカブトムシの飼育ですが、子供たちは毎日カブトムシを観察して本当に楽しそうで、この夏、カブトムシがいてくれてよかったと思います。
カブトムシを飼うために、用意したアイテム
カブトムシを飼うために、用意したアイテムは4つです。
- 虫かご
- 昆虫マット
- 昆虫ゼリー
- 登り木
実家ではカブトムシは段ボールに入れられていました。
段ボールのなかに、外の落ち葉を敷き詰めたところに、雄2匹、雌2匹がいました。
我が家に迎えるにあたり、段ボールのまま飼育するのはかわいそうだし、脱走の恐れがあったため、まず何としてでも用意しなくてはと思ったのが「虫かご」と、エサとなる「昆虫ゼリー」です。




たまたま見に行った実家近くのホームセンターでは、虫かご1つ2000円ほどして高かったので、amazonでサイズ約30×20×20cmほどの虫かごを2つ、購入しました。
当初、雄2匹、雌2匹迎えるはずが、家に持ち帰ると雌1匹が実家のなかで逃げ出していたことがわかり、雄2匹、雌1匹となっていましたが、職場の方から急きょ雌3匹をいただくことになり、最終的には雄2匹、雌4匹が我が家で暮らしています。
娘と息子が1つずつ虫かごの飼育を担当することになり、それぞれの虫かごで雄1匹、雌2匹、計3匹ずつ飼育しています。



どれくらいのサイズの虫かごで、どれくらいの数のカブトムシを飼うのが最適なのか、何の知識もありませんでしたが、いまのところ、喧嘩もなく、みんな平和に暮らしているように見えます。
次に用意したのが「昆虫マット」と「登り木」です。
当初、どの昆虫マットがいいのかよくわからず、とりあえず実家で用意された落ち葉を虫かごに入れていたのですが、ヤスデが混入していたようで、歩く姿を見るたびにゾッとしたり、白いダニが壁面を歩き回っていたり、コバエがわいたり、次第ににおいがすごいことになったり、落ち葉のままではダメだ…と思いました。
そこで購入したのが「コバエがいやがる昆虫マット」です。


口コミにもありましたが、こちらのマットを導入してからコバエやダニを見なくなりました。においも、落ち葉のときに比べて、明らかに改善しました。何より、カブトムシたちが気持ちよさそうに潜っていくので、こちらにしてよかったと思います。


登り木は、なくても大丈夫なように思えますが、あることでカブトムシが木を伝って虫かごの蓋部分にまで行けるようになり、お散歩ができるので、あったほうが楽しそうです。


また、昆虫ゼリーの置き場にもなります。


カブトムシがいる生活ってどんな感じ?
我が家では、直射日光のあたらない玄関でカブトムシを飼育しています。
ネットで調べたところによると、カブトムシはあまり高温な場所が得意でないようなのですが、我が家のカブトムシはエアコンなし、30℃前後になる環境で、無事に生活できています。
エサをあげる担当は子供たち。カブトムシの活動がまだ緩やかな夕方に、空っぽになったゼリーの容器を取り出し、新しいゼリーと交換します。6個くらいゼリーを入れても、一晩でほぼ空っぽになっているので、カブトムシはけっこう食いしん坊なんだなと思います。


夜になると動きが活発になり、よく羽ばたいています。羽ばたきの音がけっこううるさくて、最初は恐ろしかったですが、いまでは慣れました。



2階の寝室まで聞こえてくることも…。
朝起きて私が2階から降りていくと、玄関ではガサガサ音がしていて、ほほえましいです。
カブトムシを迎えてから、ゼリーを多めに入れたうえで、2泊3日で家を空けたことはありますが、カブトムシは無事でした。ゼリーは空っぽだったので、それ以上家を空けるとしたら、カブトムシも連れていくか、誰かに預けるかしないと厳しいのかもしれません。
私の楽しみとしては、カブトムシを観察する子供たちを観察すること。


毎日カブトムシを観察している子供たちの姿がかわいい!


「ツノだけ出てるよ!見る?」と教えてくれる息子の姿がかわいい。


蓋をお散歩しているカブトムシの足が、蓋の上から少しだけ出ているのを、つんつんしている娘の姿がかわいい。


カブトムシの絵を描いたり…


カブトムシのお世話の予定表を書いたり…
あるときは、雌と交尾しようとしている雄を「雌が食べられちゃう!!」と何度も引きはがしていることもありました。
このように、たくさんの楽しい時間をくれたカブトムシ。
成虫になってからの寿命は1ヶ月~3ヶ月といわれているそうなので、そろそろカブトムシとのお別れのときがやってきてもおかしくはありません。
それまでできるだけ快適に過ごして、長生きしてほしいなと思います。


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