「こどもちゃれんじ」とは、「しまじろう」で有名な0~6歳児向け幼児教育教材です。
なかでも「こどもちゃれんじぷち」は0~2歳の乳幼児を対象としたコースで、4月~翌年3月までの12ヶ月間をとおしてカリキュラム(+特別号など)が組まれています。
カリキュラムが始まる4月の段階で、ほぼ2歳という子から、ほぼ0歳という子まで対象としています。早生まれの子の場合、学校と同じで、「ちゃんとついていけるのだろうか?」「教材を使いこなせるのだろうか?」という不安がありますよね。

我が家がまさにそうでした…。
くわえて、我が家ではすでに「ディズニー英語システム(DWE)」という幼児教育教材に取り組んでいたので、「こどもちゃれんじ」のダイレクトメールがくるたびに、「こどもちゃれんじ」までやる余裕はないな…とスルーしていました。
ところが、ある理由から2ヶ月間だけ受講することにしました。
この記事では、早生まれの娘が「こどもちゃれんじぷち」を実際に受講してみた体験談(早生まれでも楽しむことができたのか?)について書いています。
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「こどもちゃれんじ」のコース種類と対象年齢
「こどもちゃれんじ」では、0~6歳の子供たちを対象としています。受講するコースは、子供の年齢ごとに次のように分かれています。
子供の年齢 | こどもちゃれんじのコース |
---|---|
0~1歳 | こどもちゃれんじbaby |
0~2歳 | こどもちゃれんじぷち |
2~3歳 | こどもちゃれんじぽけっと |
3~4歳(年少) | こどもちゃれんじほっぷ |
4~5歳(年中) | こどもちゃれんじすてっぷ |
5~6歳(年長) | こどもちゃれんじじゃんぷ |
このなかで、「こどもちゃれんじbaby」のみ、子供の月齢に合った教材が届きますが(6ヶ月号、7ヶ月号…)、「こどもちゃれんじぷち」以降は、教材のカリキュラムが年度ごとに決めれられています(4月号、5月号…)。
たとえば、私の娘は2019年1月生まれなので、受講するコースとしては「こどもちゃれんじぷち」が該当しますが、2020年度の「こどもちゃれんじぷち」は2018年4月2日生まれ~2019年4月1日生まれの幅広い子供たちを対象としています。
「こどもちゃれんじぷち」が対象とする子供たちには、おままごとあそびを楽しむ子がいる一方で、まだ破壊するしか興味のない子(←娘。月齢だけでなく個人差もあるかとは思いますが…)がいます。
我が家が「こどもちゃれんじ」をやらなかったのは、金銭的な問題のほかに、「こどもちゃれんじぷちを早生まれの子が受講して、ついていけるのだろうか?」という不安があったからです。
「こどもちゃれんじ」に入会した2つの理由
それでも「こどもちゃれんじぷち」を始めることにしたのは、次の2つの理由からです。
①周囲の先輩ママのリアル口コミがとてもよかったから
私には先に出産した3人の友人がいるのですが、彼女たちの「しまじろうへの信頼」がすごいのです。

子供にしまじろう見せておけば、おとなしくしてる。

どこに行くのもしまじろうと一緒。グッズもしまじろうがいいっていうから、家中しまじろうだらけ。本当、しまじろうって無敵。

うちの子(現在4歳)は、私が職場復帰したらおもちゃとか選ぶの大変だなぁと思って、1歳の頃からずっとちゃれんじをやってる。毎月何日に届くか本人がわかっているから、ちょっと遅れると「まだ来ないの?」って聞いてくる。だから、もう親の勝手ではやめられないよね。
「こどもちゃれんじ」の公式な口コミでは、「子供が嫌がる食事やハミガキ、着替えも、しまじろう(のパペット)が誘えばやってくれる」といったものがあり、そんな簡単にはいかないよねと思っていましたが(実際、娘には通用しませんでした)、先輩ママである友人たちのリアルな口コミで、子供たちが「しまじろう」や「ちゃれんじ」にドハマりしていることがわかると、

そ、そんなにすごいならちょっと試してみたいな…。
という気持ちになりました。
②クリスマス特別号のコスパがよすぎる!と思ったから(+営業の電話に影響され…)
「こどもちゃれんじ」の資料請求をした頃に、一度だけ営業の電話がかかってきましたが、そこで断ってからは電話がくることはなく、ダイレクトメールが時々送られてくるのみでした。
ところが、クリスマスの頃。「クリスマス特別号から始めてみませんか?」といった営業の電話がありました。一度目は、次のようなやりとりで、私としては断ったつもりでした。

うちはすでに幼児教育をやっているので、余裕がありません。

2ヶ月から受講できます!クリスマスプレゼントに、ぜひお試ししてみませんか?

私一人では決められないし、夫に相談してみないとわからないので…。
ですが、再び「その後、ご主人と相談されましたか? どうでしたか?」と電話がありました。
ちょっとびっくりしつつ、もしかしてノルマが大変なんだろうか…などと考えていたら、無性に受講したくなってしまいました。
しかも、クリスマス特別号のコスパがとってもよく思えました。

あとで詳しくご紹介しますが、クリスマス特別号は、1,980円(2019年時点)で、上の2つのおもちゃのほか、絵本とDVDがセットになっています。
「こどもちゃれんじぷち」には、
- クリスマス特別号
- 1歳のおたんじょうび特別号
などの特別号があります。
これらは毎年のクリスマス、誕生日に申し込める特別号というわけではなくて、「こどもちゃれんじぷち」の先行受付と合わせて申し込める教材だそうです。
私は、木製の形合わせブロックがとても気に入ったので、「始めるならクリスマス特別号から始めよう!」と入会を決めました。

「こどもちゃれんじぷち」は2ヶ月~受講できるので、もし合わなかったらやめようと軽い気持ちでした。

「こどもちゃれんじぷち」の教材と早生まれ娘の反応
次に、実際に「こどもちゃれんじぷち」で届いた教材と、早生まれの娘の反応についてご紹介したいと思います。
クリスマス特別号
クリスマス特別号では、「クリスマスセット」「4月号先行お届け教材」(←こちらの受講費は4月号に含まれるらしい)合わせて、なんと9点もの教材が届きます。
- しまじろうのおとあそびバス
- クリスマス知育パズル
- クリスマスおはなしえほん
- しまじろうとはっけんDVD
ちょうどクリスマスの頃、上の4つの教材が届きました。

教材が入っていたダンボールを組み立てなおすと、しまじろうのトレジャーボックスになります。娘は興味津々でした。


クリスマスプレゼントにぴったりです。
娘の反応がとくによかったのは、下の2つのおもちゃです。

「クリスマス知育パズル」は、形・絵を合わせるパズルで、このゆるい難易度が1歳児にちょうどいいと思いました。
パズルとしてだけではなく、「カチカチと打ち合わせる」「積み上げる」「はい、どうぞ、のやりとりをする」など、何通りもの遊び方が紹介されていました。

届いた当時、0歳11ヶ月だった娘は、口に入れてがぶがぶしたり、放り投げたりしかしなかったのですが、次第にカチカチするようになり、「はいっ!」と手渡すようになり、時々は形を合わせてはめられるようになり、半年も経たないうちにできることが増えて、成長を感じています。
「しまじろうのおとあそびバス」は、鍵盤とドラムを叩いて音を鳴らすおもちゃです。普通のピアノとドラムの音のほか、「犬の鳴き声」「猫の泣き声」「車のクラクション音」に音の切り替えができます。
こちらはパズルと違い、成長による遊び方の変化はありませんが、届いた当初から(いまでは思い出したときに、といった頻度ですが)楽しそうに遊んでいます。
DVDと絵本は、娘には少し早かったようで、あまり反応はよくありませんでした。いつも「音」や「しかけ」を楽しむ絵本ばかり読んでいる娘にとって、「物語」タイプの絵本は文字が多すぎて飽きてしまうようでした。

次のクリスマスの頃にリベンジしようと思います。
- しまじろうパペット
- MY★リュック
- しまじろうのはみがきミラー
- はみがきだいすきえほん
- 1歳からの成長がわかる本
「4月号先行お届け教材」も、「クリスマスセット」と同じ頃に、別便(封筒)で届きました。

「先行」といいつつ、これだけで完結しそうなくらい豪華です。
娘のお気に入りは「しまじろうのはみがきミラー」でした。届いた当初は、はじめて手に入れた自分専用の鏡だったので、熱心に自分の顔を見ていました。
また、ボタンを押すと(大人には少しうるさいのですが)楽しいメロディが流れます。
当時、おむつ替えのときに脱走するブームが始まってしまい、おとなしくさせることに苦労していました。「しまじろうのはみがきミラー」が届いてから、メロディを流して握らせておくと、じっと見つめているので、おむつ替えが楽になりました。

残念なことに、パペット、絵本、ミラーを総動員しても、いまだに娘はハミガキ嫌い… 。大号泣です。
こどもちゃれんじぷち4月号

4月号の教材として、次の6点が届きました。
- エデュトイ(おしゃべりブルーン)
- 絵本
- DVD
- おうちのかた向け情報誌
- おふろで知育カップ
- 特典:ことばずかん100
「こどもちゃれんじぷち」では、毎号の教材に「エデュトイ」と呼ばれる知育玩具が含まれます。「エデュトイ」は子供の発達を促すような遊び方ができるだけではなく、絵本やDVDとも連携しているため、遊びをとおしてより発達や物事の理解を深めることができます。
「こどもちゃれんじぷち」の教材の遊び方は年間を通じて設計されています。子供の成長に合わせて遊びが進化していくよう、たとえば4月号の「エデュトイ」が5月号の「エデュトイ」と合体したり、2月号の「エデュトイ」と合体して応用的な遊び方ができるようになっています。
4月号で届いた「エデュトイ」は、「おしゃべりブルーン」という車のおもちゃでした。

「おしゃべりブルーン」は、ブルーン本体と、動物パーツ3体がセットになったおもちゃです。
ブルーン本体のほうに4つの突起が、動物パーツの底面には(それぞれの動物で異なるパターンの)凸凹が付いています。各動物をブルーンに乗せると、動物の凸凹に応じてブルーン本体の突起が押されることで、何の動物かを認識し、「ライオンさんこんにちは!」などとブルーンがおしゃべりします。


よくできたおもちゃです。
我が家の早生まれの娘は、当初は、動物パーツを次のように乗せていました。

まっすぐに上を向いた状態で乗せることが難しいようでした。

ところが、1ヶ月もしないうちに、上手に乗せられるようになり、ここでも娘の成長を感じました。
また、特典として付いていた「ことばずかん100」は、「どうぶつ・むし」「のりもの・まち」「うみ・しぜん」「みのまわりのもの」「たべもの」といったシチュエーション別に、イラストや写真と、その名前が載っている図鑑です。また、ボタンを押すと、関連する歌が流れます。
娘は「ことばずかん100」に1歳3ヶ月頃からドハマリしました。ちょうどその頃、家のなかや散歩中の指差しブームと「ふ?(=これ何?)」攻撃が始まったのですが、散歩中に見た電車やちょうちょなどを図鑑のなかに見つけて、うれしそうに指差し、「ふ?」といっています。
「おふろで知育カップ」は間違いなく好きだと思いますが、実はまだ使っていません。

お風呂用におもちゃを購入したばかりで、まだそちらが現役なので、飽きた頃に導入するつもりです。
こどもちゃれんじぷち5月号

5月号の教材として、次の4点が届きました。
- エデュトイ(がったいブルーンバス)
- 絵本
- DVD
- おうちのかた向け情報誌

4月号には先行教材や特典があり、非常に豪華だったので、比較すると5月号はちょっとショボイ…と思ってしまいました。
5月号の「エデュトイ」である「がったいブルーンバス」は、4月号の「おしゃべりブルーン」と合体させることができます。さらに海の動物パーツが2体届きました。
合体させてから、早生まれ娘の反応は、いっそうよくなりました。
バス上部のボタンを押すと、バスを降りるときのようなリアルな「ピンポン」音が鳴ります。この音が面白いらしく、何度も押しています。
前の座席にペンギンを乗せると、「このバスは海行きです。カメさん、後ろにどうぞ!」などといった、大人でも「よくできてるおもちゃだ!」と感心してしまうような音声が流れます。
娘はまだ、こうした内容は理解できず、後ろにライオンを乗せたりしていますが、流れる音声のバリエーションが豊富なので、しばらく飽きずに遊んでいます。

4月号・5月号の「エデュトイ」を並べてみるととても豪華です。「こどもちゃれんじぷち」のこの「エデュトイ」で遊ぶようになって、娘の動物ブームがやってきました。

結論:一部、難しい教材もあるけど「こどもちゃれんじぷち」は早生まれでも十分に楽しめる
早生まれの娘が「こどもちゃれんじぷち」に入会し、2ヶ月間受講してみてわかったことは、「早生まれでも十分に楽しめる」ということでした。
中心は「エデュトイ」でした。とくにいいなと思ったのは、「エデュトイ」が絵本やDVDの内容とリンクしていることです。娘は4月号の「エデュトイ」に含まれる動物のパーツをきっかけに、動物が好きになりました。
「ライオンさんだね~」とライオンパーツでよく遊んでいたところ、「ことばずかん100」や絵本にあるライオンのイラストや写真をよく指さすようになり、さらには自分のレギンスにあるライオンのイラストまで指さすようになりました。

「エデュトイ」のおかげで「ライオン」を認識したみたい?!
絵本やDVDは少し早いなと思う内容もあって、十分に楽しめていないですが、成長が追い付いたところで活用したいと思っています。
実際に受講して感じた「こどもちゃれんじぷち」のメリット・デメリットは次のとおりです。
「こどもちゃれんじぷち」のメリット
- コスパ良好
- (共働き家庭ではとくに)おもちゃ・絵本・DVD(・育児情報誌)が毎月自動で届くことは親子双方にとってメリット
- DVDは日本語・英語の音声切り替え機能があり、おうち英語に取り組む家庭でも活用できる
「こどもちゃれんじぷち」のデメリット
- おもちゃがどんどん増えていくので、収納に工夫が必要
- 教材の豪華さは月によってバラツキがある
- 絵本の作り的に、幼い子供が一人で楽しむことは難しい
私が「こどもちゃれんじぷち」でちょっと残念だなと感じたのは「絵本の作り」でした。
価格的に致し方ないのですが、
- 紙が薄手なので、子供が指を切る恐れがある
- 180°に開くタイプの製本ではないので、よく折り目をつけないとすぐに閉じてしまう
- しかけ部分の作りが複雑なので、低月齢の子供が操作することは難しい
といった理由から、子供が一人で絵本をめくって楽しむことは難しいと思いました。親子で一緒に絵本を眺め、めくり、しかけを操作しながら楽しむことを想定しているのではないでしょうか。

こうしたデメリットを含めても、「こどもちゃれんじぷち」はコスパ良好な幼児教育教材だと思います。月々およそ2000円で、子供の発達を促すおもちゃ・絵本・DVD、親向けの育児情報誌が手に入ります。
そんな我が家が「こどもちゃれんじぷち」をいったん解約した大きな理由は、すでに「ディズニー英語システム(DWE)」に取り組んでいたからです。
子供の教育資金をそこに大きくかけてしまったので、さらに子供にかけてあげられるお金は月々Max 3000円くらいを想定していて(大した根拠はないのですが)、いまはその3000円で何をするのがベストなのか模索しているところです。
▼定額制おもちゃレンタルサービスなども試してみました。
いろいろ試してみたなかで、もっとも娘の反応がよかったものを、続けていきたいと思っています。もしかしたら「こどもちゃれんじぷち」に戻ってくるかもしれません。
「こどもちゃれんじぷち」をとくにオススメしたいのはこんな人
実際に「こどもちゃれんじぷち」を受講してみて実感したのは、「共働き家庭にとって、とてもいいシステム」ということでした。
- 仕事をしていて、おもちゃや絵本をじっくり選ぶ余裕がない
- 家事をしている間、子供の相手をしてくれるような良質なアイテムがほしい
- 子供の発達のことを考えた知育玩具で遊ばせたい
- 子供がおもちゃに飽きやすい(「エデュトイ」なら合体させることで応用的な遊び方ができます)
前出の友人Cの言葉(下記)にあったように、

うちの子(現在4歳)は、私が職場復帰したらおもちゃとか選ぶの大変だなぁと思って、1歳の頃からずっとちゃれんじをやってる。毎月何日に届くか本人がわかっているから、ちょっと遅れると「まだ来ないの?」って聞いてくる。だから、もう親の勝手ではやめられないよね。
職場復帰に向けて、共働きになったときの負担を軽くしてくれる相棒として「こどもちゃれんじぷち」に入会するのは、とてもいいアイデアだと思いました。
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