不妊治療がうまくいって妊娠がわかったら、いったいいつまで不妊治療クリニックに通うことができるのか、いつまでに妊婦検診を受けるクリニックを決めなければならないのか、不安になりますよね。
この記事では、私が経験した【妊娠判明】から、【不妊治療クリニックを卒業】するまでの流れを書いてみました。
妊娠してから不妊治療クリニックにいつまで通うことができるのかは、クリニックごとに違いがあるかと思いますが、おおよそのイメージとしてお役に立てたら幸いです。
妊娠判明まで
生理予定日1日前に、「チェックワンファスト」という早期妊娠検査薬を使い、はじめて陽性反応が出ました。
これまでずっと陰性反応だったときと、はじめて陽性反応が出た今回でなにが違ったかというと、まず排卵後の高温期への上りがスムーズでした。それと、高温期が比較的安定していたことです。いつも一週間ほどしかなかった高温期が、今回は10日以上続いていました。
また、次のような自覚症状がありました。
- 眠い
- だるい
- 胸が張る
- 口が乾く
- イライラする
胸が張るという症状は、いつも生理前に感じていましたが、今回は下着がきつく感じるほどでした。また口の渇きもいつもに比べて激しかったです。イライラに関しても、いつもならば自分のなかだけで完結していたのに、今回は夫にあたってしまいました。
クリニックを受診するまで
不妊治療クリニックを受診するまでの間、検索魔になりました。
たとえ妊娠検査薬で陽性反応が出ても、妊娠できていない可能性について調べました。
- hCG産生腫瘍
- hCGなど、排卵誘発剤の投与
- 子宮外妊娠
- 胞状奇胎
- 化学流産
少し調べただけでも、このような可能性が出てきて、ますます不安になりました。
私は人工授精をするにあたり、排卵前にhCGを使用していました。一応、2週間は経っているものの、もしかするとチェックワンファストの感度がよすぎて反応してしまったのでは? と思い、チェックワンファストよりも感度の低いハイテスターNを購入して、試してみました。
こちらは、生理予定日当日に使用しましたが、薄い陽性反応が出ました。
5wクリニック受診
受診が早すぎても何も見えないらしいとネットにあったので、妊娠5週目にあたる、生理予定日を1週間とちょっとすぎた頃に受診しました。
いつもの人工授精はルーチンで「生理は来たか?」の質問から始まっていたので、このときも同じ質問から始まりました。
「来てない」と答えたことから、先生は「おや?」という表情になり、そのまま内診へ。内診しながら「妊娠検査薬で陽性反応は出たのか」などの質問がありました。
内診が終わり、診察室へ入ると、いままで見たことのないエコー写真が、デスクの上に置かれていました。「これが赤ちゃんの入っている袋です」と先生が示したところには、黒い楕円形の影が・・・。
現状では1cmくらいしかなく、何も見えないし、心拍も確認できないから、2週間後にまた来るようにといわれました。
7w胎芽・心拍確認
妊娠7週目に、再度クリニックを受診しました。内診で、無事に胎芽確認ができました。
エコー写真を見ただけでも、2週間前よりもだいぶ大きくなったことがわかりました。
実際のエコー画面はカーテンの向こうで見ることができなかったのですが、先生の話では心拍も確認できたとのことでした。
この頃には、つわりらしきものが始まっていて、
- 白米が食べにくくなる
- (愛飲していた)ルイボスティーが飲めなくなる
などの味覚の変化を感じていました。
▼つわり対策として、このようなブレスレットを買いました。
9w出産予定日確定&母子手帳をもらいに行く
この日、先生からは母子手帳をもらいに行くように指示がありました。次回、母子手帳と一緒にもらう検査の割引券を使って、初回の妊婦検診の血液検査などをするので、必要とのこと。クリニックからの帰りに、そのまま市の行政センターに行き、母子手帳をもらいに行きました。
窓口で「母子手帳をもらいに来ました」と伝えると、母親、父親である私たち夫婦の情報や赤ちゃんの予定日などを記入する書類を渡されました。
とくに医師からの診断書のようなものは必要なくて、予定日を自己申告すればOKでした。書類を確認後に、初の母子手帳と健康診査受診票(割引券)の冊子、マタニティ用品などの通販カタログなどをもらいました。
11w初の妊婦検診
妊娠11週目の受診時、母子手帳と一緒にもらった割引券を使って、血液検査、尿検査、血圧測定、子宮頸がん検診(痛かった…)を行ないました。自治体によって割引される料金は違うようですが、私の住む自治体ではこれらの検査が1200円でできました。
実は妊娠9週の頃から、生理初日のような出血がときどき見られていました。9週の時点ではじめて出血のことを訴えると、「流産の兆候かもしれない。でも受診してもいまの段階では何もできない」といわれました。
11週のこのときは「もしかしたら子宮の入り口がもろくなっているのかもしれない。でもいまは安静にすることしかできない」と、やはりなす術はないといわれました。
仕事をしているため、ずっと安静にして動かずにいることはできませんでしたが、休日は病人のように寝たきりで過ごしていました。
13w不妊治療クリニック卒業
妊娠13週目に、妊娠11週の妊婦検診で受けた血液検査の結果を聞きに、不妊治療クリニックを受診しました。
今後、妊婦検診を受けるクリニックを伝えて紹介状を書いてもらい、不妊治療クリニックを卒業することになりました。
妊娠がわかってから、不妊治療クリニックで受けたここまでの診察は、すべて妊婦検診の割引券使用、もしくは保険適応だったので、1回のエコーで2000円弱しかかかりませんでした。
また、卒業後は、妊婦検診用のクリニックにお世話になることになるのですが、そこではじめて経腹エコーになり、動いている赤ちゃんを見て感激しました。不妊治療クリニックで受けたエコーはすべて経腟エコーで、赤ちゃんの姿は写真でしか見ることができなかったからです。
不妊治療を再開できるのは、産後どれくらい経ってから?
できれば2人目もほしいと思っていたので、気になっていた質問をしてみました。産後どれくらいで不妊治療を再開できるのですか、と。
先生からの回答は、
「完全に授乳が終わり、さらにできれば3ヶ月くらいあけてから。だいぶ先ですね」
というものでした。
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