私は、妊娠30週のときに発覚した逆子(その後いったん直るけど、また逆子に)のため、妊娠38週のときに予定帝王切開にて出産しました。
帝王切開による出産では、手術前日から入院することとなり、入院生活は9日間続きました(生まれた赤ちゃんは黄疸のため、さらに1日あとの退院となりました)。また、帝王切開当日は、出血多量のため、人生初の輸血を受けるという想定外の事態になりました。
今回は、長くなりますが、出産レポ①~出産レポ③の3回に分けて、逆子で帝王切開による出産と入院生活についてレポ(体験談)を書いてみました。
私が帝王切開のために手術前日に入院したとき、ひととおりの検査が終わり、家族も帰ってしまった一人きりの病室で、不安と、(妊娠中の不安が大きかったのでやっと入院できたという)安堵と、赤ちゃんに早く会いたい気持ちと、妊娠生活が終わってしまう寂しさとでそわそわしながら、「帝王切開 前日 過ごし方」などと検索したことを覚えています。

これまでに帝王切開を受けた方たちの出産レポを読み、ずいぶんと励まされました!
私の出産レポも、これから帝王切開を受けられる方の、少しでも参考になりましたら幸いです。


帝王切開前日 午前の過ごし方
帝王切開前日、午前中の「to Do」は次の3つでした。
- 入院・手術の説明
- NST
- 昼食
①入院・手術の説明
入院前、最後となる妊婦検診にて、帝王切開の日程と、入院スケジュール(前日、午前10時から入院)が決まりました。
帝王切開の前日は休日で、産院の外来はお休みでした。休日用のドアから産院のなかへ入り、ナースステーションで入院する旨、声をかけると、スタッフの方から出産用品やシャワー室などの説明を受けました。
②NST
病室に通されてから入院着に着替え、付き添いの夫を病室に待たせたまま、私は別室で経腹エコーによる再度の逆子確認と、NSTを受けました。
赤ちゃんは相変わらずの逆子、NSTにより赤ちゃんは元気であることを確認し、病室に戻り、昼食をとりました。
③昼食
帝王切開に向けて元気をつけるようにということなのか、前日の昼食からけっこうなボリュームのある油淋鶏が出ました。うらやましがる夫には、このとき帰ってもらいました。
病室にスタッフの方がやってきて、今後の流れや帝王切開のリスクなどの説明を受けました。 あらかじめ渡されていた手術の同意書なども、このとき回収されました。
帝王切開前日 午後の過ごし方
帝王切開前日、午後の「to Do」は次の2つでした。
- シャワーを浴びる
- おやつ
①シャワーを浴びる
シャワー室の利用は午後3時までとのことだったので、昼食を終えるとまずシャワーを浴びに行きました(このときのシャワーを最後に、手術のあと4日間シャワーを浴びられない日々を過ごすことになりました)。

お気に入りのボディソープ、シャンプーで思う存分、身体と髪を洗っておくといいと思います!
②おやつ
おやつにはさつまいものタルトが出ました。
暇な時間
シャワー・おやつのほかは、することがなく暇でした。持って行った文庫本を読んだり、テレビで相棒の再放送を見たり、夫にLINEしたりして過ごしました。
それでも暇で、帝王切開の前日に、ほかの人はどんなことをして過ごしているのか、ネットで検索してみましたが、やはりみんな暇しているようでした。

2回目があれば、次は暇つぶしグッズをいろいろ持っていきたいと思います。
▼個人的には、ゆるくて笑える&子育ての予習になるこちらのコミックがオススメです。
帝王切開前日 夜の過ごし方
帝王切開前日、夜の「to Do」は次の6つでした。
- 夕食
- NST
- 剃毛
- 点滴のルート確保
- 21時以降絶食
- OS-1を飲む
①夕食
夕食は昼食よりもヘルシーなロールキャベツでした。
②~④NST・剃毛・点滴のルート確保
夕食のあと、再びNSTを受けて赤ちゃんが元気でいることを確認しました。
このとき、NSTを受けた台の上にて、翌日に備えて剃毛しました。また、病室に戻ってから左腕に点滴のルートをとりましたが、チューブが刺さっているところに地味な痛さがありました。
暇な時間(買い物)
ひととおりするべきことを終えてしまうとまた暇になったので、入院してから注文しようと思っていたチャイルドシート、ベビーベッド、ベビー布団などを通販で注文しました。
無事、注文はできたのですが、これを買おうとチェックしていた商品が在庫切れ・入荷待ちになっていて退院までに入手できるかヒヤヒヤしたり、欲しかった柄が在庫ぎれで、別の柄で妥協せざるとえなかったりといくつかのトラブルがありました。
ベビー用品の大物はぎりぎりに買えばいいや(というより、ほぼ確実に生まれてくれるとわかるまで、どうしても買えなかった…)と思っていましたが、こうなることを想定しておくべきだったと後悔しました。
⑤~⑥21時以降絶食・OS-1のノルマ
21時以降は絶食となります。翌朝4時まで、水分はとってOKでした。
スタッフの方から脱水予防のための「OS-1」を渡され、夕食を終えたあたりから翌朝4時にかけて、なるべく飲み切るようにと指示を受けました。
「脱水状態のときに飲むとおいしく感じる。脱水状態でなければまずく感じる」とうわさのOS-1ですが、このときすでに、OS-1がとてもおいしく感じました。ポカリみたいでごくごく飲めてしまいました。
就寝
翌朝は5時から点滴開始とのことなので、この日は早めに寝ることにしました。妊娠中は毎日眠かったので、この日も帝王切開前日にも関わらず、すんなりと寝付くことができました。
直前の検診にて、急きょ帝王切開が決まってからこの日まで、「とにかく赤ちゃんを無事に外に出してあげたい」という気持ちでいっぱいだったので、自分自身の手術に対する不安は、あまり感じる余裕があまりありませんでした。無事に産院にたどり着けたことで、ひとまずほっとしたことを覚えています。
▼帝王切開が決まってからこちらの本を購入し、産院に入院するときもお守りとして持っていきました。この本を読んだことで、帝王切開がどういったものか具体的にイメージすることができるようになり、不安が和らぎました。
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